fc2ブログ
全国高校野球選手権甲子園大会は昨日の23日、熱戦の幕が閉じられた。107年ぶりの慶応高校の優勝を心から讃えたい。決勝戦で拙地域の代表校である仙台育英高校を破ったのは天晴だった。一般に贔屓チームが敗退すると熱が冷めるものだが、今年の甲子園も昨年同様に仙台育英の活躍もあり、予選からじっくりと拝見させて頂いた。

高校野球を見て思うのは球児たちの二度と来ない青春のドラマである。青春と言えば、昨年の優勝校である仙台育英須江航監督は優勝インタビューで「青春て密なんですよね」ということを述べた。コロナ下で十分に青春を謳歌できなかった生徒への労りとも受け取れるかのような名言であった。

1育英ナイン

今年から、久しぶりに甲子園の砂土の持ち帰りが許可されたが、敗退したチームが一途な表情で土をかき集めるシーンは感動を誘うものがあった。地方予選からテレビで観戦した私は相当の時間を高校野球に取られたが、コロナが明けた今期は、ようやく高校球児らが”密な青春を謳歌できるシチュエーション”が揃ったという印象を受ける。逆に言えば、コロナの為に密な青春を謳歌できなかった若人はあまりにも可愛そうである。

決勝戦では、慶応高校の応援歌「若き血」がひときわすごかった。大音量の音楽を長時間に渡って聞かされると人間は、それが余韻として残り、洗脳に近い状況(リズムが脳内で何度も繰り返される)に陥ることがあるという。仙台育英の守備(左中間へのフライ)の時に「オッケー」が聞き取れず、レフトの鈴木選手とセンターの橋本選手が接触して落球するというアクシデントがあったが、須江監督はこれには一切触れずに「慶応の応援にのまれたわけでない」として、大声援を送った応援団を慶応の応援団をかばった。他校を讃える精神はさすがである。

2須江監督

優勝を逃して準優勝に終わった仙台育英の試合後のインタビューで、須江監督は「負けたのが慶応さんで良かった。慶応さんに負けるなら仕方ないというか、勝者に相応しいと思う。森林さん(慶応高校の監督)の人柄を尊敬しているので、それでも負けたらもっと悲しいのかなと思っていましたが、けしてそうではありません。心から慶応さんを讃えたいと心から思います」と述べたという。

また本日の民放ニュースによると、昨日仙台育英の宿舎で行われたメディアのインタビューで須江監督はこう答えている。「昨年、今年と最後まで甲子園で戦い、勝った嬉しさと負けた悔しさを両方経験させて頂きました。こんな幸せなことはありません。座右の銘は”人生は敗者復活戦”なので、これを目指して今後も頑張ります」

3握手

横町コメント
3879番目の記事になります。仙台育英の須江監督は人格者ということもあり、多くの選手にも慕われているようです。来年卒業する三年生にしてみれば、名監督のもとにプレーできたことは本当に幸せであり、野球部員を始め、在校生は”密な高校生活を送った”と言える気がします。また私自身も、仙台育英の活躍で昨年に引き続き、今年も熱い夏を過ごせたことに感謝しています。

本日も最後までご覧頂きありがとうございました。ブログランキング・地域情報・東北地区に参加しています。宜しければクリックをお願い致します。
 ▼▼▼


4五百五十横町
関連記事

コメント

単なる勝ち負けシーンだけでなく、勝利監督がどういうコメントを残すか、負けた監督がいかに相手監督やチームを讃えるかにも関心を持ちます…。
この点、仙台育英の須江監督の言葉は、昨年も今年も注目を集めるものでしたね…。

URL | boubou ID:-

こんばんは

優勝を逃して残念でしたね。
でも、準優勝、おめでとうございます。
慶応と試合したチームは応援の音量の
大きさのせいで、守備が乱れたことが
多かったようですね。
批判の記事も出ていました。

URL | ichan ID:-

boubouさん、ありがとうございます。

負けてこの笑顔が出せるのか?この画像を見た際は自分の目を疑いました。須江監督の態度はスポーツマンシップの目指すべき絶好のお手本という気がします。選手たちも心から尊敬の念を寄せている気がします。戦とスポーツの違いはありますが「敗軍の将多くを語らず」、これは昔の話であり、今は相手を讃える姿勢が指導者に求められる気がします。監督の下で育った選手もこのような立派な姿勢を見倣い、人間として大きく成長して欲しいと考えています。

おはからいにより本日も有意義なご感想を頂戴しました。ご配慮に感謝致します。コメントを頂きありがとうございます。

ichanさん、ありがとうございます。

おはようございます。須江監督は懐の広いかたゆえ、「こんなことで目くじらを立てるな。決勝なんだから、笑顔で野球を楽しみなさい」と選手に言い聞かせたのかも知れません。後は高野連のルール・マナーの根本的見直し(改正)や世論に委ねる。或いは、胸のうちはそうだったのかも知れません。

選手たちには「スポーツマンとはこうあるべきなんだよ」ということを身をもって教えている気がします。試合には負けましたが爽やかな印象を残して今大会が終わったのは願ってもないことでした。須江監督のもとで野球をしたい。そういう球児たちも増える気がします。

おはからいにより本日もお引き立てを頂戴しました。ご配慮に感謝致します。コメントを頂きありがとうございます。

こんにちわ。

須江監督は、本当に人格者ですね~。。
また、仙台育英ナインへの地元TVでのインタビューでは、
選手一人ひとりの受け答えもとても立派で、野球だけでなく、
人間的にも超一流なのだと感心しましたよ~。

penpen_1goさん、ありがとうございます。

こんばんは。自分もそう思います。「スポーツは人格を育てる」これは世界共通と言えるのではないでしょうか?記事の趣旨をご理解頂いたことに深く感謝申し上げます。

高橋煌稀、尾形のバッテリー(登米出身)は小学校からと言いますが、二人は昨日のインタビューで「兄弟以上の強い絆で結ばれている」と述べていました。極めて感動に値する言葉と受け止めています。私としては二人ともプロ野球に行ってもらいたい気がします。今年のドラフト会議に注目です👀

ご配慮により本日も有意義なご意見を頂戴しました。おはからいに感謝しています。コメントを頂きありがとうございます。

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)