W杯ラグビー予選リーグ/オールブラックス神話崩れる
【ハイライト】フランス vs. ニュージーランド |ラグビーW杯2023
3895番目の記事である。本日の朝、私はテレビの前に釘付けになった。それはワールドカップラグビーフランス大会の開幕戦フランスVSニュージーランドの試合を観戦するためである。オールブラックスの愛称で知られるニュージーランドチームは強豪中の強豪で、過去のW杯一次リーグでは10年間(31試合)無敗である。世界ランキング4位とは言え、フランス(世界ランキング3位)も苦戦するのでは?と思いきや、フランスが地元の利で勝利した。先制点はニュージーランドがトライを奪った。
その後はシーソーゲームに推移し、前半終了時点で僅差でフランス(9-8)がリードした。後半はニュージーランドに反則が相次ぎ、フランスにトライを奪われると流れが変わった。フランスはその後もトライを連続して奪い、27-13で堂々たる勝利(少しもニュージーランドに力負けしていなかった)を収めた。
※後半15分過ぎ、強豪オールブラックスを相手に初トライを奪うフランスのダミアン・プノー
フランスと言えば過激な国歌(La Marseilles)が有名だが、試合中に何度かLa Marseillesの大合唱が起こり、満員のスタジアム(8万弱)全体を揺るがすような異様な熱気に包まれた。暑さを考慮してクーリングタイム(水分補給のための休憩)が設けられたり、危険なタックルに対するペナルティーがより強化(イエローカードが出された場合は、退場10分間のうち、8分間に渡って専門の審判がレッドカードか否かを検討する)されるなど、ところどころに様々な配慮を感じた。
ラグビーは紳士のスポーツゆえ、審判の権威が際立つ。審判の判定は絶対なのである。他のスポーツとは異なり、退場に対する抗議などはあり得ない。審判へにリスペクトも見どころの一つと言っていい。それと私が「ああ、やっぱりラグビーは素晴らしいスポーツだな」と思ったのが、ノーサイドのシーン(試合が終わって両チームの選手がハグや握手を交わす)である。スポーツは国境を越えるというが、ラグビーのノーサイドを見ると、改めてその真意を痛感する。
試合後には、フランスのレジェンド:セバスチャン・シャバル(怪人、野人のニックネームで知られる熱血漢)が祝福に駆け付け、キャプテンとともにインタビューを受けていた。これで強豪国のニュージーランドを破り、フランスは勢いがつきそうだ。
さて、肝心の日本は明日10日(20時開始)が初戦のチリ戦(プールDでは唯一格下の相手)である。残りの三箇国はいずれも強豪だけに、明日はしっかりと勝っておきたいところである。実はワールドカップ前の強化試合(リポビタンカップ)で、日本はアルゼンチンにもサモアにも負けている。イングランドも強豪国なので、今回は予選突破は難しいのかも知れない。
横町コメント
ワールドカップラグビーの予選リーグで10年間(31試合)無敗を誇ったニュージーランドについに土がつきました。やはり、ホームとアウェイの立場の違いは大きい気がします。フランスの選手は、フランス国民の一途な応援を背負っているだけにモチベーションが高い気がしました。地元の利もあるので、優勝候補と言っていいのでないでしょうか?
明日の日本VSチリ戦(20時開始)は、日曜日ということもあり、恐らく相当の視聴率を集めるものと思います。2位までが決勝トーナメント進出ですが、リーグ戦の場合、2位と3位は得失点差で決まることがあるので、日本としてはなるべく点差を離してチリに勝利したいところです。
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