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 王座戦衝撃の大逆転で藤井聡太八冠誕生!!一体何が!? 



リンク動画解説
藤井聡太七冠が永瀬拓矢王座に挑んだ注目の王座戦第4局は、10月12日に京都市東山区のウェスティン都ホテル京都で行われた。戦型は角換わり模様に進み、序盤から双方が桂馬をはねる攻め合い含みの展開になった。(藤井七冠は序盤から中盤にかけて一方的な受けを回避する傾向がある)

その後永瀬王座が主導権を握り、対する藤井七冠は長考を重ね、持ち時間を消費した。中盤からは永瀬王座が有利となった。その後藤井七冠が勝負手を繰り出し、これが永瀬王座の疑問手を誘発し、形勢は一気に逆転。138手で永瀬王座の投了となった。

1投了

藤井七冠はこの勝利によって八冠となったが、気負うことなく淡々と「一つ間違えば逆のスコアになっていたと思います。実力がまだ足りてないと思いますので…」とインタビューに答える姿勢は謙虚そのものであった。

2苦しい将棋

藤井七冠はけして神ではない。実は104手目に4六飛車の手筋があり、元奨励会会員アユム氏によればこの手を指していれば藤井七冠が有利に指せたという。この手を逃したために局面は永瀬王座有利のまま終盤に突入した。そして終局10分前では、AIの形勢判断は99:1と永瀬王座の必勝形となった。この時点で藤井七冠の勝利はないと思われた。

3終局10分前

苦しくなった藤井七冠は一か八かの大勝負に出た。122手目に指した5五銀が勝負手(AIでは3三金打)で、紛れ(永瀬王座の対応次第では逆転も在り得る手)を求めたものだったという。これに対して永瀬王座が4二金(赤枠)と打てば詰み筋(変化はあっても永瀬王座の勝利は動かなかった)だった。

これに対して実際指した手は5三馬で、この手が敗着となった。5三馬が指された直後は控室で「えっ」という声が上がったが、藤井七冠の圧力が永瀬王座の悪手を誘ったのかも知れない。人間同士の対局ではAIの選ぶ手が必ずしも最善でないことを物語るかのような、終盤の幕引きとなった。

5三馬を指した後、頭を掻きむしって悔しさを顕わにした永瀬王座が印象に残った。棋士には二つのタイプがあって表情に出す人とそうでない人がいる。それだけに人間らしい仕草である。結果としてシリーズは1勝3敗で防衛は失敗となったが、藤井七冠をここまで苦しめた実力は並大抵のものではない。その実力は高く評価されるべきだろう。

4詰み筋

永瀬王座のこの日の昼食である。永瀬王座はカレーが好きなようで夕食もカレーをオーダーした。よほど昼食のポークカレーが美味しかったようだ。

5永瀬王座昼食

一方の藤井七冠は寿司を注文した。夕食では海老天丼を頼んでいる。

6藤井七冠昼食

師匠の杉本昌隆八段は弟子の八冠達成のインタビューで「最初に藤井八冠からタイトルを奪うのは永瀬さんでないでしょうか?」とコメントしていたのが印象に残った。

7師匠の杉本八段

横町コメント
3930番目の記事になります。敗勢となった際、AIは延命する手を第一候補に挙げると言われます。藤井七冠は敗勢となった時に延命を選ばずに一か八の勝負手に出ました。インタビューでは「負けそうになった際は少しでも局面が複雑になる手を指すように心がけています」と語っていましたが、今回の王座戦第4局ではこれを実践し、奇跡の逆転劇を演じる格好になりました。まさにコンピューターも及ばぬ域で神技とも言えます。

八冠となった藤井聡太氏はインタビューの場で謙虚で少しも驕り高ぶりを見せませんが、これは誰の教育によるものなのかが大変気になりました。親御さんの他に師匠である杉本八段の存在が大きいのではないでしょうか?まさにこの師匠にして、この弟子在りという印象を受けました。

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8六百横町
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