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アフターファイブ、一杯飲み屋で味わうささやかな至福
時刻は18時前、ここは仙台の繁華街の一番町である。昨日は台風の影響で学校関係の多くが休みになり、いつもの賑やかな一番町とは勝手が違うようだ。どうやら帰宅途中のサラリーマンが多いようだ。

気になっていた台風も過ぎ去り、行きかう人々の表情には、心なしかほっとしたものが感じられた。そんな折、私は勤め帰りにちょっとした寄り道を思い立った。これは決めていたことではなくあくまで思いつきである。

アーケードの右側の赤と黄色の看板の店が昨夜訪れた店(一杯飲み屋)である。

一日の勤務を無事に終えたことと、台風が無事に過ぎ去ったことが私に安堵をもたらした。張り詰めていた緊張から解放され、夕闇や雑踏に紛れることで不思議と落ち着く。多くの動物には群れるという習性が存在するが、これは人類にも在ることを再認識する。

逆の見方に転ずれば、人間は本来孤独であるがゆえの一種の集団心理なのだろうか…、人ごみが苦手だった若年までの私にとって、このような感覚はけして感じたことのない情感である。

その一杯飲み屋は間口二間ほどの小さな店であるが、却って落ち着くものを感じた。


そう言えば、私は現役時代(福島県の相馬市勤務時代)に英国のサラリーマンのパブのような店を開拓するため、駅前のダーツバーに立ち寄ったことがあった。

幸いなことに私が一番乗りのようだ。マスターは三十代後半と思しき好青年であった。私はさっそく自己紹介し店に来た動機などを語った。マスターは不動産屋の跡継ぎとのことで二束のわらじを履いておられる。燗を飲むほど寒くないと察した私は日本酒の冷を注文した。


肴はイカ刺である。前職のダンプドライバーのことなど、10分ほどマスターと話し込んでいるうちに客が入ってきた。五十代前後のサラリーマン風のかたである。そのかたとも気さくに話を交わし、二杯目の日本酒を空け、帰路につくことにした。
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ミック挨拶
就職してそろそろ一箇月が過ぎようとしています。会社の社風や人間関係にも慣れ、いくらか余裕が出て参りました。そうした中、たまにこうした店に立ち寄り、マスターや客とコミュニケーションが取れると、サラリーマンライフも一層潤いをもったものとなって参ります。

ところで、昨日は話も弾んだので私のエッセイダンプドライバーのエッセイが載っている文芸誌「みちのく春秋」秋号を一冊店に置いてきました。これは私のダンプドライバーの経験を綴った内容です。やや押し売り気味かも知れませんが、この店には近いうちに立ち寄り、マスターにエッセイの感想を聞きたいと思っています。(笑)本日も最後までご覧頂きありがとうございました。


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