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本日は朝から雨足が強く重機仕事は出来ないのでは?という懸念さえ抱きつつ、私は初出勤した。5時20分に約束のコンビニの前で経営者(社長)と待ち合わせて、さほど離れていない会社で借地している駐車場に向かった。社長は年の頃、四十代前半から半ばくらいで如何にも叩き上げといった印象である。5時半前になると駐車場には次々と社員の車が集まってきた。「初めまして、本日入社したミックです。」何事も最初が肝心、私は一人一人に丁重に挨拶した。

初対面の挨拶を済ませてレンタルで借りている8人乗りの大型のバンに乗って現場に向かった。人数は経営者を含めて5人である。現場は石巻、東北道から三陸道に至るまでかなりのハイペースで走った。どうやらいつものことらしい。

経営者は仕事熱心なかたで頻繁に携帯電話が掛かってくるし、自分からも掛ける。車庫を借りる話、納車の話、車検の話…時たま社員と雑談にも興じる。社内の様子を見た限りでは、社内の雰囲気は悪くないようだ。それを証拠に世間話をする時、一人一人の表情が生き生きとしている。それぞれの人間関係もなかなか良好のようだ。

現場までは飛ばしに飛ばして1時間45分ほどで到着、元請の現場事務所と棟続きのプレハブ休憩所で社長から他の社員(マイカー通勤らしい)と元請けの責任者を紹介してもらい、こちらにも挨拶した。元請は地場のゼネコンである。その後、新規入場教育を済ませ、再びバンに乗って作業場へ向かった。

※添付写真は参考写真です。概念的にこんな感じなのかとお察しください。

こういう日はぬかるんで重機やダンプが動かせない。現場に着いた私を待っていたのは激しい肉体労働だった…どうやら先週週末に打設したコンクリート型枠(U字溝の取り合い部分)の解体があるらしい。型枠をばらすのはそんなに難しいことでないが、一部の土を掘り返さないと型枠が解体できない。小雨が降る高湿度の環境での合羽作業はかなり辛い。夏場におけるスコップでの掘削作業は短時間で大量の汗をかく。汗をかいても合羽を着ているため、熱を外部に放出できず、合羽の中は瞬く間にサウナ状態となってくる。


水分補給と言っても半端な量ではとても足らない。最低でもペットボトルの2リッターの水分を常時手元に置いてないと脱水状態気味に陥ってしまう。これが高じると熱中症になるのは目に見えている。入社して早々熱中症で倒れたらシャレにもならない。私は900CCのペットボトル清涼飲料を持ってきたことを後悔することとなった。

スコップを持った私が手掛けたのは十数箇所である。その中でさほど土に埋まってない型枠は簡単に取れるのだが、深く埋まっている型枠を取るには力が要る。すっかり体がなまってきた私にとって、この作業はかなり効いた;時計を見るとまだ9時、これで一日もつのか不安になってきた。私はトイレに行く振りをして詰所の冷水を飲みに行った。正に生き返った気分だが、掘削をして十五分も経つとまた水が欲しくなる。そんなことを繰り返す間に型枠作業は終わった。

現場では、三十代の職長がリードオフマンを務めている。彼はなかなかのやり手のようだ。他の作業員(オペレーター)の信望も厚いし、彼自身が仕事の出来る人物のようだ。一服の時間になり詰所では発電機でエアコンをフル稼働させている。(設定温度20度くらい)途中から合羽を脱いでずぶ濡れになった体に20度の冷風は寒すぎる。このままだと風邪をひきそうだ。

そんな折に、社長が他の社員と段取りの話をしているうちに本日の切り上げ(半日で現場を上がること)が決まった。「さあ帰ろう」、社長のこの言葉で社員は帰り支度をし始めた。どうやら今日は半日の労務(日当も半分)らしい。仙台の集合場所に戻って解散したのは昼少し前であった。こうしてセカンドライフの仕事の初日は終わった。

ミック挨拶
この稼業、エアコンの効いたダンプに乗っていればいいという安易なものではありません。そんな安易な考えの輩はこの会社を去る運命にあると言っても言い過ぎでございません。恐らく私の入社した会社は、この現場で多くの作業を請け負っているのでしょう。従ってダンプカーの運転というのはその中の作業の一部でしかありません。逆に言えばダンプカーが稼動できない状況にある際は他の作業をしなければなりません。面接時の説明で覚悟はしていましたが、初出社を終え改めて肉体的にも精神的にもハードなものを感じました。お陰で今夜はぐっすり眠れそうです(笑)

正直言ってまだ始まったばかりで序の口にも達していないので、この仕事の本質について多くは語れませんが、言えるのは傍目で見るのと実際所属してやるのでは大違いと言うことです。半日でもくたくたになるので一日だったら半端な疲労感では済まないことでしょう。但し、肉体的にはかなりハードでも社員間や元請との人間関係は上手くいっているようです。これは大きなアドバンテージと受け止めております。挫折しないよう明日からは更に気合を入れて行きたいと思います。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。

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