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大河ドラマ独眼竜政宗 第9話
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大河ドラマ独眼流政宗のシリーズ五十数作の中で特に印象に残っているのが第9話である。それは政宗がわずか18歳(満17歳)で家督を継ぐシーンが登場するからである。中でも8分40秒ころからの伊達藤次郎政宗(独眼流政宗)の家臣の手前での家督襲名シーンと、19分30秒からの大内定綱の伊達家挨拶のシーンが気に入っている。

大内定綱は小国ながら福島県仙道筋の一部を支配した豪族であった。弱冠18歳ながら、その定綱を麾下に服するよう求めた独眼竜政宗の大胆な采配と、その条件を飲んで伊達の家臣になった定綱に「盃をつかわす」と受け答えした政宗の器量には惚れ惚れするものを感じる。昔から武家社会では、新たな家臣の服属や戦での出陣、祝い事などがあると酒でその結束を誓った。このところ刺激の少ない日々が続いているので本日は昼酒でも飲み、その心意気のお裾分けを頂戴したいと思った次第である。
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本日の昼前、私はかねてから目を付けていた居酒屋に行くことにした。JR仙台駅構内にある仙臺驛(せんだいえき)日本酒バル ぷらっとである。

仙臺驛日本酒バル ぷらっと店内はこのような佇まいとなっている。正直に言えば、カウンター席よりも今回座った独立テーブルのほうが居心地が良い。

私がオーダーしたのは純米酒三種セット¥980である。何とこの値段で三種類の純米酒の利き酒ができる。つまみには生サーモン、濃厚バター、チーズクラッカー、イカの煮物がつく。濃厚バターとチーズクッキーは絶妙の組み合わせである。洋風のつまみながら不思議と日本酒に合う。これはかなり割安感がある。難を挙げればコップ酒の量が一杯当り50CCだけということである。人によってはほろ酔い
にさえ至らない量なのかも知れない。

利き酒に及んだ三種の純米酒を、政宗公に仕えた家臣に例えながら紹介したい。最初に紹介する酒は蔵王純米Kである。この酒を口に含んで感じたのは「キレ」があるということであった。「キレ」から連想される伊達家臣は片倉小十郎影綱である。

片倉小十郎影綱(1557~1615)
現山形県長井市(八幡宮神社)の神主の子に生まれ、伊達政宗の守り役を使わる。数度に渡る抜擢を経て仙台藩伊達氏の重臣となる。豊臣秀吉の奥州仕置に際し伊達政宗の小田原参陣を推進近世大名としての伊達氏の再生を決定づけ
太閤秀吉の福島三春の独立大名(10万石)の誘いを伊達氏への忠義を理由に固辞、一国一城の例外的措置である白石(しろいし)城にあって13000石を領した。先祖は信濃国伊那郡片倉村に住し大崎氏に従い奥州に下ったと伝える。伊達氏一家格で以降しばしば奉行職などの重職に任じた。


今回頂戴した純米酒の中で最も日本酒度の高いのがこの伯楽星である。特徴はまとわりつくような飲み心地で、強さの中に「一徹」を感じるものであった。伊達家臣の中で「一徹」という言葉が最も似合う侍はヨーロッパに渡った支倉六衛門常長である。

支倉常長(1571~1622)
幼少から伊達政宗に仕え文禄の役に従軍して戦功を上げて信任を得1613年(慶長 18)政宗の命により慶長遣欧使節団の正使としてフランシスコ会士ルイス・ソテロとともに太平洋を横断、メキシコを経てスペインに渡る。1615年1月マドリードでは国王フェリペ3世に謁見同地で洗礼を受ける。1615年 11にはローマで教皇パウ5世に謁見を果たす。現地では歓迎されたが本来の目的の奥州司教区の創設と通商交渉は不成功に終り、1619年(元和 帰路についた。キリシタン禁制当時の日本入航は容易でなく1620ようやく帰国。1622年不遇のうちに52歳の生涯を閉じる。

蔵王純米Kと伯楽星の中間的性格がこの山和 特別純米酒である。この酒を例えるのなら絶妙なバランス感覚である。戦国武将が生き残るには強かでなければならないが、ただ強ければいいというわけでない。時に強く、時にずる賢く立ち回る必要もある。然らば、バランスを重視した権謀術数ぶりこそが肝要。伊達家臣の中で権謀術数を感じるのはなんと言っても何度も寝返った大内備前定綱である。

大内定綱(1545~1610)
元々は福島県仙道筋の小浜城城主だったが、無類の権謀術数ぶりを発揮し生き残るために主君を幾度も替える。(田村清顕→伊達輝宗→蘆名義広)最終的には伊達政宗の家臣となり、摺上原の戦い、葛西大崎一揆の鎮圧、文禄、慶長の役などで功績を立てて一族の家格に抜擢、胆沢郡(現岩手県南部)に一万石の所領を与えられる。
ミック挨拶
ウォーキング、ポタリング、バイク、ゴルフ…このところマンネリ気味のブログ運営を実感していた本日、何かモチベーションを上げたいと考え、久しぶりに昼酒を嗜みました。日本酒を飲んで侍の気持ちに少しでも近づきたい。これが私の真意です。昔から酒を飲んで憂さを晴らすということが言われておりますが、今の私には晴らすべき憂さもさほどございません。自分で言うのもなんですが、それだけ現役時代と比べて心が澄んできたからなのかも知れません。さあブログも書き終えたゆえ、これから飲み足らなかった分をしっかりと嗜みたい
と思います。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。


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