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60歳はまだまだ若い!!定年後の人生を輝かせる話
講師紹介:大愚元勝(本名・高瀬元勝)
宗教法人福厳寺第31代住職、昭和47年8月生まれ。小牧市立篠岡小学校、中学校、小牧南高校を経て、駒沢大学へ進学。大本山総待寺にて安居修行。愛知学院大学大学院文学修士。「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色の僧侶。僧名は大愚(大バカ者=何にもとらわれない自由な境地に達した者の意)

10才で僧籍を取得するも、厳しい師匠や堅苦しいしきたり、「お寺の子」と噂される重圧に反発して寺を飛び出す。紆余曲折を経て、迷いの中32歳で起業。仏教理念に基づき、社員、お客、売上げに恵まれるシステムを構築して複数の会社を立ち上げる。38歳の時再び寺に戻ることを決意。事業の全権を社員に任せてインドから日本に至るまでの仏教ゆかりの国など、世界23ヵ国を旅し、自身の僧侶としてのあり方や寺院のあり方を問い直す。

現在は福厳寺の興隆に尽力しつつ、講演、執筆、WebサイトやFacebookなどを通じ、固定概念や執着を手放す「生き方」と「働き方」を人々に伝えている。講演実績として、三菱東京UFJ銀行、各務原商工会議所、株式会社ダイキエンジニアリング、富良野小学校、小牧市桃陵中学校など多数。
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相談者の言うこと
1、相談者のAさんは、61歳で会社を定年退職したばかりである。退職時は鬱、不安状態で不眠症で満身創痍の状態。
2、原因は三十台(管理職昇進)から四十台(ISO取得担当者に任命)における長時間労働、パワハラが原因。
3、異変を感じて何度か医者に行っても、都度「何ともない」と言われる。4回病院を変えても病名を言われたことはなかった。定年を向かえて会社に再雇用される道もあったが、このままでは自殺に至るのを恐れて、妻とも相談し自ら退職をする決意をした。今後において、立ち直り、仕事が見つかるかどうか不安である。
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大愚住職のアドバイス
禅の教えに「無一物中無尽蔵」(何にも捉われるものがないから無限大の力を生み出せる)ということばがある。我々はいろいろなものを獲得することに執着して生きている。生きている限り衣食住への執着がある。しかしながら多くのものを得ることで、逆に様々なこと(マイホームや車のローン、配偶者)に縛られてしまう。従って、本当の真意は人は執着を離れ、手放すことで自由になれる。

ドイツの政治家のビスマルクの言葉に「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」という言葉がある。これを念頭に入れた上で、伊能忠敬(1745~1818)の人生を振り返れば、参考になる点が多いのではないだろうか?彼は56歳から上からの命令でその後17年間にも渡って、地図を作るために全国を巡った。彼には様々な紆余曲折があったものの、辞めることに関しては全く選択の余地がなかった。地図作りを継続するか死ぬしか方法がなかったのである。やがて、彼はこの意向に見事に沿い、ついに『大日本沿海輿地全図』完成という偉業を完遂した。

60歳を過ぎて偉業を為した人物は他にもたくさん居るので、Aさんには是非そうした偉人と言われる人物の伝記などを読んでもらいたい。60歳はまだまだ若い。60歳を過ぎて頑張っているかたはいっぱい居られる。AさんにはISOの担当者として得られた経験を武器としてコンサルタントなどに起業などされたら如何だろうか?
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筆者コメント
この僧侶はまだ44歳ですが、人を諭すに相応しい器量を持った人物という気が致します。相談者のAさんのように私は絶望感をもって会社を定年退職していませんが、歴史を人生の手本にという考えは共通するものがございます。もし人様から「あなたはサラリーマン生活で何を得られたのか?」と問われたら、「辞めないための生き残り術です」とお答えすることでしょう。

これは昨年の6月2日に「サラリーマンにおける三種の神器とは?」という著作に書き表した通りです。即ち、サラリーマンの三種の神器は、一に人徳、二に能力、三に適応力と認識しております。私は現役時代に、能力があっても人徳のない上司を何人も見て参りました。そういう御仁は威を以って部下を押えようとするものの、なかなかついて来ない。恐らく彼等は論語の徳治主義(仁徳を以って民に接すれば自ずと政は収まる)を知らなかったのでしょう。或いは知っていても敢えて実践しなかったのでしょう。能力の中には部下の統率力や上役とのコミュニケーション力も含みます。それと、折角立派な資格を有しながらも、OA化に立ち遅れたために、やむなく会社を去っていった人物も見かけました。

今の私は、こうした自分の経験(スキルとも)を次の仕事に役立てることは出来ないかということを検討中です。その為には文芸誌への著作掲載や、労働問題について労働者へ適格なアドバイスが出来るような職域も視野に入れ、定年後の自分残された可能性を模索して行きたいと考えています。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。

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