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小学校高学年の頃、仙台市北部の水の森というところにスケート場があった。私は冬休みになると、親しい友達数人と連れ立ってよくスケートをしに行ったものであった。その時にかけられていた音楽がこのスケーターズワルツである。小学校高学年時の冬場の遊びと言えばそり遊びとスケートとサッカーだった。

親友でもあり、ライバルでもあったSとは何かにつけてライバル意識を燃やしたものだった。スケートに於いてモチベーションどちらが速く滑れるのかを競った。そんな中でスケート場で食べたみそおでんの味は忘れられない。五十代後半~六十代の古参のかたには、水の森のスケート場が記憶の中にあられるのではないだろうか?

今は大寒(1月20日)も過ぎ、立春(2月4日)までの間は一年中で一番寒い季節であるが、毎年この時期になると少年時代のスケートのことが懐かしく脳裏に蘇る。そんなシチュエーションに最も相応しい曲がスケーターズワルツである。

気象庁の平均気温のデータを見ると大寒を十日ほど過ぎた1月末頃が本当の寒さのピークである。暦上と実際では十日のずれがあるが、実質的に立春を過ぎたあたりから少しずつ暖かくなると考えて間違いないようである。

立春まであと11日あるが、今から非常に待ち遠しい気がする。

エッセイ「寒中興在り」
数年前から冬になると寒中ウォーキングをして体を鍛えている。私はここ十年ほど風邪をひいていないが、これは冬場の採暖の方法を根底から変えたことが大きかったと踏んでいる。以前は石油温風ヒーターに頼り、室温を20度くらいまで上げていた。

それを電気ストーブのみの部分暖房(かじかんだ手を時折温めるのみ)にした(室温は9度以下)ことで、新陳代謝が促進され、寒さに強い体質に改善されたのである。また、これには寒中のゴルフ練習も一役噛んでいると認識している。以前の記事にも書いたが、私は雪の日に出て歩くのが好きである。雪の日特有の陰影が見慣れた景色に立体感をもたらす。それは感動に値することである。

私の足元をご覧頂きたい。以前も紹介した靴底に滑り止めのついたスノーブーツである。このブーツを履いているだけで、私の飽くなき好奇心はスポイルされることはない。よほどのことがない限り滑らないという安心感が積雪のない日とほぼ変わらないモチベーションをもたらすのである。世に「神頼み、仏頼み」という言葉があるが、当に「ブーツ頼み」である。

私は白居易(白楽天)のように雪月花を朋にする生き方を理想とするが、本日の目的の一つが沿道の花を見て暦の先取り(有体に言えば一足早い春の気配の享受)である。雪にけして負けることのない「寒椿の強かさ」は当に武士の強さそのものであり、辛い冬を気丈に乗り切るためにも、是非今の自分にも取り入れたい要素である。

横町挨拶
皆さん、お寒うごさいます。但し、私は寒いからと言って自宅に閉じこもるのは本意にございません。武士にとって寒稽古が欠かせないように寒い時期こそが正念場と受け止めております。然らば、家にこもることなく外に打って出たいのです。今の厳寒の時期こそ己の精神と肉体を鍛えたいのです。

間もなく大相撲に於いて正式に19年ぶりの日本人横綱が誕生しそうですが、私は稀勢の里の言葉「相撲道に精進したい」という言葉に己の心中に極めて近いものを感じました。私は寒中こそ己を鍛えるのに相応しい時期と受け止めております。本日のテーマを「寒中に興在り」としたのはそういう趣旨にごさいました。彼が相撲道に精進したいのならば、私は「武士道に精進したい」と述べさせて頂きたいと存じます。本日もご覧頂きありがとうございました。
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[タグ] 寒中興在り

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