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前書き
私は今、ブログで何ができるかいろいろと考えている。単なる日記に留めるのは余りにももったいない気がするからである。最近試みたものの一つに全国に散らばるブロ友様のお住まいの地域の歴史やゆかりの人物などを探ることがある。今回取り上げる本間勝喜著『庄内藩』は山形県の日本海沿岸部に位置し、ブロ友様のつや姫様が居住されている地区である。

ところで読者様の中には庄内がどこにあるのかわからないかたも居られるものと察しているゆえ、地図を掲げる。



庄内藩酒田港は藩政時代に北前船の一大拠点として交易で栄えた町である。拙ブログでは2016年2月17日掲載の記事「港町酒田の興隆と日本海文化の伝播」と称して、藩政時代に於ける酒田港にスポットを当てたことがあった。興味のあるかたはご覧願いたい。

※江戸時代の豪商河村瑞賢によって開拓された庄内米東回り航路



東北有数の大藩・最上家の改易により信州松代から酒井忠勝が入部したのは1622年(元和8年)のことだった。
庄内藩初代藩主酒井忠勝(1594~1647)



インターネットサイト「戦国大研究」サイトによると酒井氏は古くから松平氏と密接な関係があったらしいとされる。三河国には碧海郡に酒井村があり、幡豆郡に古く坂井郷があって、そのいずれかが酒井氏の発祥の地とされ、もと大江姓であったともいわれる。何れにしても徳川氏に仕えた家臣が松平氏、酒井氏と捉えて間違いないようである。

以下Weblio辞書より引用
庄内に入部後は交通の要衝・酒田の亀ヶ崎城に代えて、かつて大宝寺氏が拠点としていた鶴ヶ岡城を居城と定めている。しかし亀ヶ崎城も存続を許され、小藩としては異例となる2城を持つことになった。忠勝は居城とした鶴ヶ岡城の整備に努めたが、完成するのは孫の忠義の代となった。「丸に酢漿草が左衛門尉酒井家の家紋である。




忠勝は入部直後の検地では表高よりも実高を大幅に増やすことに成功した反面、過酷な徴税につながり、鶴ヶ岡城の普請などもあって、領民の逃散につながっている。特に寛永11年(1634年)には、遊佐郷の大肝煎であった高橋太郎左衛門が幕府に直訴しており、藩政は揺らぐ一方であった。

忠勝晩年の寛永19年(1642年)となって、改易され忠勝に預けられていた弟の忠重が、忠勝に嫡男忠当を廃嫡させ、忠重の子忠広に庄内藩を継承させようとする、酒井長門守一件が起きている。この時、筆頭家老高力喜兵衛らを追放されており、忠当も廃嫡されかかっている。しかし、廃嫡となる前の正保年(1647年)1017日に、忠勝が死去したため、老中松平信綱の裁定により、忠当が家督を相続している。
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ここで「戦国大研究」から引用した酒井家の略系図をご覧頂きたい。赤で囲んだ人物が庄内酒井家の初代藩主忠勝、黄色で囲んだ人物が幕府大老を務めた酒井雅楽頭忠清である。



このように酒井家は徳川家とは譜代になっており、与四郎雅楽頭から二つの系統に別れ、長男氏忠の系統を左衛門尉酒井家とし、次男家忠の系統を雅楽守酒井家と呼ばれている。酒井雅楽頭忠清は伊達騒動を描いた『樅ノ木は残った』(山本周五郎著)に登場する人物である。(拙ブログ2014年4月28日掲載「山本周五郎「樅ノ木は残った」入門編その1に登場)

1970年のNHK大河ドラマ『樅ノ木は残った』に於ける雅楽頭忠清は北大路欣也の配役で登場しているが、ここで酒井雅楽頭忠清のプロフィールについて触れておきたい。



江戸時代前期の幕府老中、大老。上野厩橋藩第4代藩主。雅楽頭系酒井家宗家4代。第4代将軍徳川家綱の治世期に大老となる。三河以来の譜代名門酒井氏雅楽頭家嫡流で、徳川家康、秀忠、家光の3代に仕えた酒井忠世の孫。久世広之、土屋数直、板倉重矩らの老中達と共に将軍家綱を補佐して殉死禁止令や、陸奥仙台藩62万石の伊達家で生じた伊達騒動(寛文事件)や、延宝年間に越後高田藩で生じた越後騒動などのお家騒動の裁定に関わる。
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横町挨拶
皆さん、本日は誌面の量の適正を考慮して主に庄内藩のプロフィール、及び庄内藩藩祖の酒井忠勝公、大老となった酒井雅楽頭忠清などに絞ってスポットを当てました。庄内藩を語るには一回分の掲載ではとても足りないからです。私は昨今、全国のブロ友様ゆかりの地域をより知ることでこれまで以上に、その地域への思い入れが増し、誼に繋がるのを肌で感じています。

ゴルフや散策、文学など、異種混合の様相を呈してきた拙ブログですが、これからもこうした記事を多く取り入れ多くのブロ友様とのネットワークを堅固なものにして行きたいと存じます。改めまして、ご贔屓に授かる読者様、ブロ友様には深く感謝申し上げたい所存です。本日もご覧頂きありがとうございました。

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