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定年退職を迎えて
皆さん、後十数時間で年が変わろうとしていますが、どうお過ごしでしょうか?私事で恐縮ですが、私は本日を以って定年退職します。今回は定年退職に当って世相に対して、そして病んだ現代のサラリーマン社会に対して、自分の感じたことを率直に述べたいと存じます。今年の世相を振り返れば、殊の外政治家などの権力者の引き際が見苦しかったことを挙げなければなりません。本記事では敢えて個人名は挙げませんが、(申し訳ございませんが、この記事にコメントされるかたは、この趣旨に乗じて固有名詞などを使わないようご配慮願います。どうしても書きたければご自身のブログにお書きください。)人から言われて辞めるのと、自分から潔く辞めるのではその倫理観に於いてまったく違います。言うまでもなく自らの反省を示し、世間に詫びる姿勢が辞職だからです。

私は武士道の名残があった時代(昭和の後期くらいまで)は今の権力者とは違い、辞めるべき頃合を比較的心得ていたと認識しております。しかしながら、今の政治家が窮地に陥った際、そのタイミングを逸しているかたが多いように感じます。ここに残念ながら、我が国の美徳であった儒教精神(信義、至誠、忠恕)の衰えを感じるのです。

ところで、一部の大企業において、また長時間労働による社員の自殺問題が発生し、書類送検をもって、辞任した経営者の引き際は、当たり前とも受け取れますが、経営を預かる者としての最低限度のモラルを感じました。倫理、倫理と申し上げますと堅苦しくなりますが、倫理観が相互の信頼構築を成し、人間関係をスムーズに進める推進力になっているのは疑いのないことです。この倫理観の追求こそが私のつつがない定年退職に繋がった礎にごさいました。

定年退職に及び、私は改めて自分の倫理観を見直し、新しい人間関係の構築を目指したいと考えております。一部のかたに礼節を軽視する向きがごさいますが、これはフランクという意味にも取れますが、人によっては無礼にも取れる。然らば、私は石橋を叩き、出逢ったかたに無礼のないように、礼節を尊びたいと存じます。倫理観を持った同士は少々のハプニングがあっても決別し難い。

「倫理観という同じ土俵」に上がった者同士の心の通い合いがもたらすアドバンテージ。これは今年私が新たに感じた人間関係復活術にごさいました。これは大変大きな収穫であったと感じています。もちろんこれはSNSだけでなく実社会にも使えます。倫理観に対して述べますが、現代のサラリーマン社会は縦社会から成っており、これは武家社会と酷似しています。武家社会の中核を成す精神は武士道であり、武士道の根底に位置するのが儒教からなる倫理観です。従って武士道を理解することは経営者にも管理職にも一般職にもメリットの大きいことと理解しています。

昨今、或る知人から最近奥様がうつ気味だという相談を受けました。私は自分の体験を基に彼に「先ずは医師の診断を受けるとともに、職場の上司に伝えたほうがよい」というアドバイスをしました。ここで企業経営者や管理職のかたに申し上げたいのは「うつになった社員をけして叱らず、罵らず、暖かく見守り復活を信じてやって欲しい。うつから回復すれば以前のパフォーマンスは必ず回復に至ることも信じてもらいたい」ということです。

また、その職場に同籍する一般職の皆さんにお願いしたいのは、そういうかたに対しては、当らず触らずというような「腫れ物に触るような態度」でなく、さりげなく優しい姿勢で心情を察してやって欲しいということです。うつになった者の心境は「藁にも縋りたい」ものです。労働組合を有する企業はうつになった社員のコンディションをよく知り、組織の力でその社員を見守り治癒に至るようなお力添えを考えて頂きたいと存じます。こうした環境があれば、うつになった社員にも追い風ありと感じます。

不幸にも、うつになってしまったかたに述べたいのは自分の心を閉ざさず心を開くことです。これはこの病気の特性上大変難しいことですが、治ろうとする意識を強く持つことで、こうした意義のある相談(カウンセリング)に漕ぎつけられることを認識して頂きたいと存じます。但しカウンセリングの度量はピンきりにごさいます。患者の顔を見ない、或いは患者に挨拶ができないなど…このカウンセラー(或いは医師)には信頼が置けないと感じた際は、いち早く担当を変えることをお勧めします。

信頼の置けないカウンセラーに何度逢っても病状の治癒など期待できないからです。いいカウンセラーに出会い、闘病を重ね、己の指向性が他力本願から自力本願に変わったときは病状の回復を意味します。これはけして机上の理論でございません。私の体験した既成事実にごさいます。またうつ病になると確かに周囲からの信用や名誉を失いますが、これはあなたの努力次第で必ず取り戻せます。とにかく自分を信じて進んでください。そうした暁には必ず光が見えて参ります。

本日で定年退職を向かえた私ですが、私の拙い記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。それでは読者様、ブロ友様に於かれましては、良いお年をお迎えください。本日もご覧頂きありがとうございました。
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