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鬱になっても「絶対に治してみせる」というビジョンだけは失わないことである。欝からの脱出はこの一語に尽きる。但し、なかなか思うようには行かないものである。現在鬱と戦っているかたに於かれては、何卒揺るがぬ自己信念を以って鬱と対峙して頂きたい。今回の記事が、少しでもそういう御仁のお役に立てるならば、何よりもの幸いである。
前書き
統計によると男女差はあるものの、日本人のうち7パーセント(資料によっては5パーセント前後)がうつ病になるという。実に多い数字と察しているがけして人事ではない。何を隠そう、私がうつを発したのは11年前の今頃であった。その後の経緯については長くなるので、私の書いた小説『躁と鬱』をご覧頂きたい。

先般、長時間労働による大手上々会社の社員の自殺が社会問題となっているが、我が国のうつ病が職場の問題としてクローズアップされてきたのは2008年前後(職場に於ける長時間労働による自殺が投じた問題)と記憶している。今回のA社の社員自殺は、大変残念ながらその教訓が活かされなかったものと捉えている。

うつ病克服論(実践論)
人が死なねば社会の仕組みが変わらないのは近代史や現代史を見れば明らかなことであるが、一方でこうしたことは氷山の一角という見方もできる。その背後には相当の数のサラリーマンがこうしたことで悩み、苦しみつつ、止むを得ず職場を去っていったものと察している。また社員の自殺が表沙汰になるのを嫌い、闇に葬られた案件も多いと耳にする。ではどうしたら鬱を克服できるのか?本日はこれについて述べたい。但しこれは単なる机上論ではない。あくまでも実践論である。

❶鬱発症時
鬱を発症したら、悩まずに周囲に相談し医師の診察、治療を受けるしかない。但し、その際、医師の質が問題である。事務的にしか対応できない。或いは礼節がなっていない。患者の顔を見ないで話す。…そのような医師に遭遇したら迷わずに医師を変えることを勧める。

世の精神科医に告げる。「医は仁術という言葉がある。貴殿らはこの言葉を理解しているか否か?態度には本音が出る。思い当たる節のある医師には患者を自分の身に置き換え猛省を求める。」

投薬を受けたらその薬が効くのか効かないのかが大きな問題だが、患者の心理は「藁にもすがりたい」という一語に尽きる。効くと信じて服用するのが大切だが、しばらくしても効かないと判断した際は医師に相談することが必要である。その医師の対応次第(誠意が感じられないと感じたら)では早めに鞍替えすることを推奨する。

❷気分は高揚に至らないものの、症状が若干落ち着いたら
先ずはウォーキングなどで体を動かすことを勧めたい。また、できれば日の光を浴び、目的意識(必ず鬱を克服するという志)をもって継続することが肝要である。或る本によると誓い(うけい)ということが継続に繋がると書いてある。誓いの対象は朝日でもいいし、近所の神社でも何でもいい。人が一つのことに取り組む際、目的意識がないと挫折しやすい。誓いができないというならば「心や体を鍛える」という意識でもいい。とにかく「煩悩に勝つ特効薬」がこうした動機付けである。

➌揺るがぬ自己信念、信条の構築
体が動かすことを日常化できたならば、自己の内面を見つめることである。私の場合、生来の温室育ちがたたって精神的に弱かった。その弱さに鬱が集ったのである。然らば、著物などで思想を養い、それを断ち切る方法を模索することである。その糸口を私は「武士道」に見出した。この時点で人によっては病状が鬱から躁鬱へと変わる可能性がある。躁鬱病になると自覚症状が嘘のように消える。自分は治った。鬱から脱出したとさえ思うようになる。但しこれは主観であって外部から見ると正常でない。従って周囲のサポートが大切な要素になる。もちろん信頼できる医師は不可欠である。こうした思想が「真の意味での開眼」に至るまではある程度の時間を要する。個人差もあるが己を客観に及べば、数年を要すると思っている。

❹疾病時に失った信頼関係の修復
鬱病はともかく、躁鬱病を発症すると多くの場合、周囲の人間関係を悪化させる。躁鬱病が寛解に至ると、多くの場合新たな性格が形成される。(医師によっては、性格は変わるものではないと否定する者もあるが、私は身をもってそれを実践している)新たに得た性格はポジティブ性だけに留まってはならない。できれば儒教でいう五常(仁・義・礼・智・信)も身に付けたい。そうした暁で誠意をもって人に接すれば、失った信用は必ず取り戻せると確信する。何度も述べるがこれはけして机上論ではない。私が歩んできた人生航路そのものである。

横町挨拶
皆さん、本日は私の経験を基に「鬱に陥ったらどう対処したらいいのか」を段階的に述べさせて頂きました。もちろん鬱にならないに越したことはございませんが、いざと言うときに備えこうした心構えを普段から持つのが肝要と存じます。一人で悩まずに周囲にアピールする。そうした裁量が窮地に陥ったあなたを救う。私はそれを殊のほか申し上げたいと存じます。本日もご覧頂きありがとうございました。
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