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Albinoni Adagio
リンク曲解説
昨今、スレッド(直訳:撚り糸、転じてウェブ上で言う一つ一つの記事)を立てる際、YOU TUBEの音楽から入ることが多くなった。

今回リンクしたトマゾ・ジョヴァンニ・アルビノーニ(1671~1751)作曲のアダージョはバロック音楽であり、荘厳な旋律の中に、人としてけして失ってならない信念を彷彿させる曲である。私は七年ほど前に人生の分水嶺を越えたが、それからは新たに芽生えた「第三の性格」とともに生きている。

「第三の性格」と語れば、多くの方は一体それはどういうことなのか?とお思いになることだろう。それはごく親しいブロ友様を始め、ごく一部のかたにのみ理解して頂いているものと認識している。ここで話せば長くなるのでお知りになりたいかたは書庫の【我が後半生と武士道】をご覧頂きたい。

私は第三の性格を持ってから、普遍性を持つものに視点が行き勝ちになった。実はこの音楽は私が精神的病から立ち直るきっかけとなった或る武将に関係する曲なのである。或る武将とは仙台藩士・支倉常長(洗礼名:ドン・フィリッポ・フランシスコ・ハセクラ)である。

※仙台藩主・伊達政宗の命により欧州ローマに渡り、ローマ法王・パウロ5世との謁見に臨む支倉常長(石巻市サンファン館上映・体験シュミレーター「夢の果てまでも」より)

書庫に掲げる歴史小説【金色の九曜紋とともに】はうつ病から転じた躁鬱病がもたらした副産物である「成り切り」を利してペンを進めた作品である。(現在、地方文芸誌・みちのく春秋に連載中)興味のあるかたはご覧頂きたい。

前置きが長くなったが、この曲は仙台市博物館のミニシアターで上映されている「支倉常長・光と陰」のBGMに使われている曲である。
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誼を通じた或る人物との別れ
一部の読者様にはご記憶のことと察しているが、私は1年9ヶ月ほど前に、仙台駅前の居酒屋(個室)で或る土佐武将の末裔と一献交わしたことがあった。彼の名をA氏とさせて頂く。A氏は四国を本拠地とした戦国武将・長宗我部 元親に仕えた側近の武将の末裔である。

私自身も仙台藩に仕えた武士を祖に持つ身ゆえ、侍の末裔同士である彼とは意気投合するに至ったのである。その後、彼とはもう一度仙台駅東口で盃を交わし互いの親交を深めあってきた。

実は、私の少ない交友関係に大きな影響をもたらしたA氏がこのほど転勤する運びとなったのである。私はそんなA氏に会津清酒「相馬野馬追」を送った。そして彼から送られてきたのが土佐清酒「土佐鶴・新酒」である。

多くの戦国武将は生き延びるために、権力者の領地獲得の挟間でひしめき合い、血を血で洗う合戦を繰り広げてきた。一方で和睦に活路を見出そうと近隣や飛び地の武将と同盟を結び、有能なる家臣を味方につけようとした。これは三百年を経た明治維新とて同じである。

たとえ、彼が遠隔に地に転じても、侍の末裔同士が通じた「誼」(友情の絆)はまったく変わらない。この週末は彼から授かった「土佐鶴」と「相馬野馬追」で晩酌に及び、新天地での彼の活躍と健勝を念じながら、去って行く彼を偲びたいと思っている。

本日もご覧頂きありがとうございました。


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