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自衛隊行進曲「大空」
リンク曲解説byミック
この曲に出逢ったのは数年前の福岡国際マラソンのスタート時に演奏された自衛隊の生の演奏であった。マーチと言えば外国ものとばかりと思っていた私が驚いたのは、この曲の持つ圧倒的なスケールの大きさと、何事に於いて物事に立ち向かう際、持ち合わせなければならないモチベーションであった。

私の記憶が定かであれば、過去のブログ記事には二度ほどリンクさせて頂いたことがあった。本日は或ることが動機になり、また春本番を思わせる気候のこともあり、それを百も承知で自衛隊行進曲「大空」の生演奏版をリンクに至った次第である。

息子の門出を祝う山登り
或ることとは明日から大学生になる息子の前途を祝す意味である。息子には尊敬する祖父(書庫の自叙伝【少年の日のこと】参照)のように些事に捉われない鷹揚な人物になって欲しいと思っている。

息子をJR亘理駅で出迎えたのは9時10分のことであった。ホームに降り立った息子の様子からは、いつもにも増して気分高揚を感じた。私と息子は既に到着している相馬行きのJR代行バスに乗り込んだ。

通勤で通いなれた国道6号線を南に向かうと、わずか9分ほどで浜吉田に着いた。JR代行バス用の浜吉田駅は鉄道の浜吉田駅とは別地点で2.5キロほど西に離れたところである。右側のドライブインサザエが本日昼食をとった食堂である。

息子とともに延々とした田舎道を夜討坂入り口に向かった。広大な田園、屋敷林、畑、大自然に抱かれた家屋…、全てが感性に優しい。

夜討坂入り口から心臓破りの急坂を登り阿武隈山地山中の辻に着いた。戦国時代に伊達が相馬に夜襲をかける際に通った夜討坂は3月6日に訪れて以来、25日振りの再訪である。正面方向が本日目指す黒森山、四方山方面である。

google航空写真でルートを確認して頂きたい。(約1.8倍に拡大可能)
紫:JR亘理駅
黄色線:3月6日踏破した尾根道
黄色丸:夜討坂(辻)
赤線:本日踏破した尾根道
赤丸:四方山
桃色:ドライブインサザエ(昼食をとった場所)

尾根道はこうしたなだらかなセクションもあるが、ところによっては険しいアップダウンもある。非常に変化に富んでおり、ワンダーフォーゲルの醍醐味を存分に味わえる環境である。

左側の赤いリボンに注目。里山を歩好会のご厚意で樹木にこうした目印が付けられ、けして道に迷うことはない。発起人である鈴木氏、手戸氏(東北大学ワンダーフォーゲル部OB)、登山道切り拓きに携わった有志のかたがた、亘理町町づくり協議会の関係者のかたがたには、改めて感謝申し上げる次第である。

標高255メートルの黒森山に到達すると一気に西側の視界が広がる。(角田、大河原、船岡方向)圧倒的なロケーションを前に感動し写真を撮りまくる息子。気のせいだろうか、普段は口数の少ない息子だが、本日はいつもにも増して饒舌のような気がした。

これは国土地理院の三角点である。念のため、黒森山は西側の視界は広がるものの、東側(太平洋側)の眺望は木々のブラインドになっている。(過去のインターネットでは読み取れなかった部分の情報)

黒森山から今まで踏破した阿武隈山地の北の峰々を望んだ。山肌が見えるところが3月6日に訪れた鴻ノ巣峠(絶壁)である。

黒森山から再び尾根道を南に向かい20分ほどで四方山に着いた。このスポットは過去の記事で何度か紹介したが、何れも車やバイクでの訪問であった。今回のように尾根道を踏破しての訪問は感激の度合いがまったく違う。

四方山からの360度大パノラマに感動する息子。こちらは太平洋側のビュー、正面の方向が山元町方面(南東方向)である。

春霞の中、宮城を代表する山、蔵王もはっきりと視界に捉えられた。大河・阿武隈川の蛇行の様子も手に取るようにわかる。

この後、下山からドライブインサザエ到着には一時間を要した。メニューはアジフライ、モツ煮込み定食(税込み¥950)である。カロリーから言えばすごいボリュームであったが、二人とも空腹ゆえ、何一つ残さずたいらげた。少年時代に食が細かった息子への懸念は私の取り越し苦労であったようだ。

間もなく息子は大学生になる。世には金に換えられないものが多く存在するが、そんな彼には父として最高の贈り物ができたと思っている。彼の前途が開けるのは私の生きがいでもある。その背景にはもちろん敬愛して止まない祖父母への恩返しがある。
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コメント

No title

おばんです。
息子さんとの山登り、お疲れ様です。
春らしい暖かな季節になってきましたので 山登りも気持ちが良かったのではないでしょうか・・・。
太平洋から蔵王まで見渡せるパノラマは、最高のロケーションですね。
大学生活に入る、息子さんにとって忘れられない一日になったと思います。
息子さんにとって素晴らしい大学生活であるようにお祈り申し上げます。

URL | やまめ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

素晴らしい親子関係で羨ましいです

息子さんもきっといい思い出になって・・・
ますます立派に成長していきますね~

URL | ともたん ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

心身両面で元気に育って欲しいが親の願いだとすると、息子さんは申し分のない大人への道を歩んでいるように伝わってきました。
きっとミックさんからの恩を子供から孫へと伝えていく事でしょう。
春の山道を歩く楽しさ、その中での息子さんとの語らいの楽しさが伝わってきて、今日も読んで楽しくなる記事をありがとうございました。
ゴルフや山歩き、これからもしばらくは続けられますね。

URL | ginrin ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> 不あがりさん
トップバッターを切って頂き感謝しております。舞台裏をばらすに及べば、昨夕は睡魔に勝てず夕刻頃から爆睡、21時に目が醒め、記事を作成したものにごさいます。
三月度は抜け抜け(一日おきに更新と更新なしを繰り返すパターン)を成すことができたのも貴兄を始めとしたブロ友様の厚いお計らいあってのものと認識しております。
貴兄に於かれましては、改めまして、慈愛に満ち溢れたお言葉を頂き痛み入っております。
何卒、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。本日も格別なる御厚誼を賜りました。ありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

おはようございます。
すばらしい一日になりましたね。
将来息子さんがお孫さんと登山される絵が浮かびました。

URL | みっく ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ミックさん、こんにちは。

一時では有りますが、ご子息さんとの登山、有意義な時間を過ごされましたね。

愛情たっぷりなミックさんの接し方に感服しました。

URL | 好日写真 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんにちは

いよいよ新年度が始まりました。♪
行進曲「大空」が今日の日にピッタリな感じですね。
ミックさんも息子さんも頑張られましたね。
これから新しい環境で
息子さんも羽ばたいてくれることでしょう。
がんばれ~のエールを贈りたいですね。https://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/058.png">

URL | つや姫日記 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんばんは。
息子様の新しいスタートの始まりの前に
とても清々しい思い出が出来ましたね。
行進曲もこれから晴れ渡る先を感じるかのような
曲だと感じます。気持ちが伝わってきますね。
上から眺められた景色の広大さ、美しいや、強さ
多くの物を肌で感じられた事と思います。
父として最高の贈り物、本当に素晴らしいですね。

URL | joeyrock ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> 布遊~~☆さん
確かに三月初旬の早春の東北は三寒四温ゆえ、時として冬の顔に逆戻りすることがごさいます。但し、今は桜開花も近く(いわき市小名浜では去る3月31日に桜の開花宣言がごさいました。)春本番到来を感じます。

息子の成長は今の某の大きなモチベーションアップ術にごさいます。彼とは歴史、ワンダーフォーゲル、ゴルフと共通の趣味を得たわけにごさいますが、これからは友人関係を築き、自我を養って欲しいと感じております。

本日も格別なる御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> やまめさん
慈しみに溢れたお言葉を頂戴し痛み入っております。志賀直哉の暗夜行路の終末に主人公が鳥取大山への山登りで開眼(雄大な大山の大自然の中で芥子粒のような存在の己に気づくシーン)する場面がごさいますが、この日の軽登山に於いては、例え標高は違っても、その真意がわかる気が致しております。

話は変わりますが、亡き祖父から受けた教訓として「人は些事に捉われずに鷹揚に常に前を向き生きなければならない」という意図がごさいます。それを教わったのも大自然(牡鹿半島沖に浮かぶ金華山という島での遊泳)の中で感じたことであり、自叙伝『少年の日のこと』にも綴っております。

こうした経験を経て、息子にも人が大自然に向かうことのニュアンスが伝われば何よりと感じています。

貴兄に於かれましては、本日も格別なる御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> ともたんさん
慈しみに溢れたお言葉を頂戴し感謝しております。息子とこうした関係に至るまで多くの右往曲折がごさいました(某は十年ほど前に精神的不調に陥り、テンションがまったく上がらなかった次期がありました。)が、今思えばそのインターバルが大きかったと認識しております。

やはり物事は良く解釈しなければならないと受け止めております。今回のワンダーフォーゲルが彼にとって心の支えに繋がるのを願っています。ご自身に於かれましては、本日も格別なる御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> ginrinさん
激励のお言葉を頂き感謝しております。祖父が亡くなる少し前、小学校三年生であった某は一泊二日で金華山旅行に連れて行かれ、そこで74歳とは思えぬ祖父の力強い泳ぎを目の前にした経験がごさいました。これをどう捉えるのか…

某は「人は些事に捉われることなく常に前を向き、鷹揚に生きなければならない」というメッセージと捉えております。この話は息子にも何度か聞かせていますが、これと似たものを感じたこの日のワンダーフォーゲルにごさいます。

貴兄に於かれましては、重ね重ね御厚誼を頂戴し、大変痛み入っております。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> みっくさん
復活を心からお慶び申し上げます。記事の核心に迫るお言葉を頂戴し感謝しております。お察しの通り、祖父から受けたものを子孫に伝えるのは某の使命と認識しております。

貴兄のお計らいにより、本日もご厚誼を賜りました。改めまして、感謝申し上げます。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> 好日写真さん
いつも激励のお言葉を頂き大変感謝しております。息子にはワンダーフォーゲルを通じて体を鍛えるとともに、自我も養ってもらいたいと感じています。この日は山頂近くで腰を下ろし、そのような話もして参りました。

貴兄に於かれましては、本日も格別なる御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> つや姫さん
リンク曲への感想を頂き痛み入っております。彼を支えなけらばならない使命感がごさいますが、反面この大空の下若鷲が親離れし羽ばたくが如く親離れの時が来ることも願っています。

先般の山形への旅も有意義な旅でしたが、今回のワンダーフォーゲルも彼にとって大きな意義(人生観の構築)があったと受け止めております。

姫にお計らいにより、本日も格別なる御厚誼を賜りました。改めまして、感謝申し上げます。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> joeyrockさん
リンク曲への感想、並びに慈しみに溢れたお言葉を頂戴し痛み入っております。

志賀直哉の『暗夜行路』の終わりのあたりで、主人公の時任謙作が鳥取の大山を前に抱いた感情(雄大な大山の大自然の中で、己が芥子粒のような存在の己に気づくシーン)と似たものを感じたこの日のワンダーフォーゲルにごさいます。実は息子に一番読ませたい本が『暗夜行路』にごさいます。

半世紀前の金華山(宮城県牡鹿半島先端に浮かぶ島)で見せた祖父の泳ぎから感じたこと(人は些事にとらわれることなく、与えられた人生に感謝しつつ鷹揚に生きなければならない)と時任謙作の開眼の酷似が息子に伝わればと何よりと感じています。

ご自身に於かれましては本日も格別なる御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんばんは。

息子さんの、大学御入学おめでとうございます。
これからの大学生活、夢多き世界ですね~!!
思い切り学び、楽しんで欲しいなぁ~って思います。

山頂より見下す眺めの良い事。。。。。。
写真を観てる私も、心が洗われます。
この様な広々とした世界を観ると、ハイテンションになります(笑)

お父さんと息子、親子共に歩く一日が、とても意味のある大事な事だと思います。
ミックさんの父親としての心使いが、私もとても嬉しいです。
親子関係。。。。。。。。大事ですね~^^

祖父母様への感謝の気持ち、心に沁みます。
私も見習わなければいけません。
ナイス!

URL | Rain ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> Rainさん
ありがとうございます。息子の門出を祝うにはどうするべきか?いろいろ模索するうちに、彼との感性の共有を感じることをするのが一番と捉え、ワンダーフォーゲルを思い立ったものにごさいます。

或る会社経営者は山登りをしますが、山に登って視野を広めるということが、経営哲学にも繋がると受け止めております。息子と山に登って感じたことは、やはり人間は些事に捉われることなく、前方を視野に入れながら、あたかも大空に舞う猛禽類の如く鷹揚に生きねばならないということにごさいます。

ブロ友様・Rainに於かれましては、いつも慈しみに溢れたお言葉を頂戴し大変痛み入っております。本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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山歩きは息の長い趣味ですので、このまま息子さんも虜になりいつまでもお二人で山歩きができるといいですね♪

誰もいない2人きりの山だとお互いに素直になれるのもあるんでしょうか?

URL | 暇人ity ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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> 暇人ityさん
慈しみに溢れたお言葉を頂戴し痛み入っております。息子との関係にごさいますが、今まで衝突したことは一回もありません。これが逆に心配の種(男は外に出れば七人の敵がいる)なのです。

自我は強すぎても困りますが、ないのはもっと困ります。最近はこのヒントを彼に述べ、自我を構築するにはどうするべきかを模索させるようにしています。

本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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