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亘理町阿武隈山地北部踏破シリーズ第2弾「鴻ノ巣峠の絶壁」
本日は亘理町阿武隈山地北部踏破シリーズ第2弾「鴻ノ巣峠の絶壁」として、昨日更新の記事の続きを紹介する。

阿武隈山地の割山峠からアプローチした私と息子は最初の急斜面を一気に登り尾根道に入った。平面上で説明すれば、左廻りに大きな弧を描きながらアップダウンを繰り返す。坂の多くはなだらかであるが、地質学的には「亘理地塁山地」と呼ばれるだけあり、様々な高低差を有する塁(基盤or野球で言えばベース)を登り坂、下り坂が繋いでいるような概念である。

多くの坂はなだらかであるが、中には急斜面な坂もあり、変化に富んでいるのがこの地塁山地の特徴のようである。登山口から700メートルほど来るとこのような愛宕沢の分岐標識がある。恐らく愛宕沢からのアプローチも可能と思われる。

遂に鴻ノ巣峠に出た。一気に視界が開けた。私も息子も感動に浸った。
※下のサイトはFCブログ(安全なサイトを確認の上でリンク)である。

丙午紀行を旅する

このサイトによると昔はこの亘理町内からこの峠に至る道があったとされる。春霞が掛かっていて蔵王が薄っすらとしか見えないのが残念である。

正面に見える盆地が角田市である。どうやら、この広大な崖は砕石を採った跡地らしい。

鴻ノ巣峠の通過はスリル満点。崖っぷちを歩くだけでなく、中には蟻の門渡的な形状(鋭角に尖った形)をしているセクションもある。身がすくむ思いであるが、自分の身より後から来る息子のことのほうが心配である。

峠に山神三社と馬頭観音を祀った石碑があるが、崖側を向いており彫られた文字を判読するのが難しい。

これは亘理側(東側)の崖であるが、ロープに掴まらないと転落するリスクを含んだセクションである。ワンダーフォーゲルとは言え、当にアドベンチャー的な要素の強いルートである。これらは昨日紹介した亘理歩好会の尽力で整備されたものである。2010年からの整備で以前は危険だったセクションが初心者でも行けるようになったわけであり、改めて歩好会の功績の大きさに敬服する次第である。

崖に沿ってしばらく行くとつつじの森がある。

つつじのさく季節ではないが形のいい松が一本立っていた。砕石を採取する以前のこの峠において、昔人が峠を越す際、或いはこの松の木の下で休憩してたのかも知れない。正面に見えるのは恐らく船岡方面と思われる。

鴻ノ巣峠から数百メートル南に行くと閑居山(かんきょやま)に着いた。ここで私は水を飲んで息子と休憩した。

本日紹介したセクションは黄色の区間である。
橙色:鴻ノ巣峠
青色:つつじの森
紫色:閑居山

そして、いよいよお目当ての夜討坂(ようちさか)に向かう。夜討坂の模様については次回の更新でお伝えしたい。

参考までに、夜討坂は黄色で囲んだセクションである。


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コメント

No title

息子さんとのハイキングも~あとで思うといい思い出になりますね~

私は~孫の1年生の時に白山と富士山に登りましたが~
とてもいい思い出になってます。

URL | ともたん ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

阿武隈山塊のはずれにあるので、なだらかな山行ばかりだと思ってましたが、砕石の後の崖があるとは想像外でした。
変化のある山旅が出来ましたね。
後編も何かありそうで楽しみです。

URL | ginrin ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

おばんです。
更新、お疲れ様です。
いわきにも何箇所か採石場がありますが、やはり阿武隈山地は花崗岩の山が多いのでしょうかね・・。
その採石場の淵を歩くスリルあるコース、楽しめましたね。
上からの眺めも良くて最高のような気がします。
所々にある看板も名前の由来などが書かれていて読みながら歩くと地域のことが分かってためになりますね。

今日も素晴らしい記事をありがとうございます。

URL | やまめ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんばんは!
鴻ノ巣峠、写真を見せていただいただけでも、その絶壁の様子、ちょっとこわくなりました。こんな崖の形に砕石をしていたというのも、ちょっと驚きです。

それにしても、鴻ノ巣峠、閑居山、山神三社、馬頭観音、そして夜討坂など、その名前や石碑から、人の営みと歴史の跡がうかがえるというのも、とても面白いですね。
峠の松越しの写真、とても素敵です。こんな形のいい松を見ると、たしかに先人もその足元でゆっくりしたかもしれないと、同感でした。

後半のレポートも待っています!

URL | ミューズ ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> つや姫さん
こうして振り返ると、スリルと先人の足跡が入り混じったワンダーフォーゲルだったと受け止めております。
それぞれの地名に由来があるのも大きな魅力と受け止めております。ご質問についてはゲストブックにさせて頂きましたので宜しくお願い致します。
本日も格別なる御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> ミントさん
大変申し訳ございませんが、愛宕山と愛宕沢は違う場所になります。
https://s.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s208.gif">愛宕山:県道14号線から北にある標高151メートルの山です。http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/atago.html
https://s.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s209.gif">愛宕沢:県道14号線から南で南猿田集落近く、鐙川水系の沢になります。https://yamap.co.jp/activity/245543
※※※
この辺りは確かに砕石場が多いスポットで阿武隈山地の成り立ち(古い地質)を感じます。
鴻ノ巣峠は確かにスリルがごさいましたので、さすがに復路は引き返す気がせず、夜討坂を通って下山した次第にごさいます。

本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> joeyrockさん
仰せの通りにございます。事前にインターネットなどで情報収集に及び、それなりの装備(杖、服装)をしていったのでよかったと思っています。
シチュエーションとしては標高こそありませんが、登山とワンダーフォーゲルの中間的なものだったと思っています。
次回の踏破は必然的に夜討坂以南となり、いい目標もできたと受け止めております。

本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> boubouさん
このセクション、崖があり、はっきり言って小学生には難しい(保護者同伴でも危険あり)と捉えました。
但し、逆に言えばそのスリルが魅力と言えるのかも知れません。鴻ノ巣峠は夜討坂や閑居山とともに、歴史を振り返ってみたいと感じています。それには亘理図書館での文献や教育委員会へ出向くのが近道と察しております。

貴兄がよくそうされるように、こうした知の回廊も楽しみの一つにごさいます。本日もご厚誼を賜りました。ありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> ともたんさん
慈しみに溢れたお言葉を頂戴し痛み入っております。また御自身のことを語って頂き感謝しております。本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> ginrinさん
開発の波がここまで押し寄せていたと知り、やや残念な気が致しております。
夜討坂に関してはインターネットで閲覧する限りでは、簡単なプロフィールのみに留まっているゆえ、少なくともそれを踏襲せず、自分の主観、考察を加え、歴史エッセイ(伊達と相馬の相克シリーズの一環)のベースとなるような記事にしたいと考えています。

貴兄に於かれましては、本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> やまめさん
貴兄の仰せの通り阿武隈山地は地層が古い(Wikipediaによると、海底で堆積した大変古い地層が隆起して陸地となり、はじめはアルプス のような大山脈だったと考えられる…)ゆえ、良質の砕石が採れると受け止めております。

確かに看板、標識の効果は大きい(地名を見ると由来を感ずるものが多い)ですね。一昨日はこれによってモチベーションが更に上がるのを実感して参りました。

貴兄に於かれましては、本日も格別なる御厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> ミューズさん
深い考察を頂き痛み入っております。確かにスリルがあり怖い思いもした一昨日の行程でしたが、得るものも大きかったと認識しております。
即ち、執筆意欲の大幅なアップにごさいます。

机上の理論ほど軽いものはございません。従って自分の足で現地を訪れ、その趣を肌で感じるのが歴史探索の第一歩にごさいます。夜討坂に関しては少なくとも歴史エッセイ(伊達と相馬の相克シリーズの一環)のベースとなるような記事にしたいと思っています。そういう意味で今回は意義のある探索ができたと捉えております。

ご自身に於かれましては本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

ミック様へ
この鴻ノ巣峠を通られたのですか。これは私には無理です。考えただけでも恐ろしいです。良く無事に通過されたと思います。先ず勇気が無くてはダメです。それと冷静沈着でなくてはダメだと思います。あらためて恐れ入ります。まさにチャレンジされたのですね。参りました。ナイスです。有難うございます。

URL | 不あがり ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

おはようございます。
息子さんと山歩きされたのですね。
峠のスリル感・・とてもよく伝わってきます。
心に残る思い出になりましたね。
歩好会の方たちの整備によって
険しい道も安心して歩けるようになったのも
とても嬉しく有難いですね。
頑張った分だけ出会える山の景色、私も一緒に楽しませていただきました♪

URL | - ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> 不あがりさん
断崖絶壁を目前に、足がすくんでしまったこの日の某にごさいますが、前回行き損ねた夜討坂へのリベンジもあり引き返せなくなったものにごさいます。
ゆえにこの大義がなければ或いは引き返したのかも知れません。
即ち、夜討坂を通った伊達武者への成り切りもごさいました。(笑)

貴兄に於かれましては、本日も格別なる御厚誼を賜りました。お計らいに感謝しております。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> 華さん
慈しみに溢れたお言葉を頂戴し痛み入っております。身の危険を感じながらも無事に通過できたことを思えば歩好会(よく名称を覚えてくださいました)の尽力があったのは事実にごさいます。改めまして、同会には感謝したいと存じます。

人間緊張に晒されると喉が渇きますが、無事に通過した際、つつじの森で飲んだペットボトルのウォーターの味は忘れられません。その感動は息子にも伝わったと察しております。

華さんに於かれましては、本日もご厚誼を賜りました。コメント、ナイスを頂きありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

アップダウンの道が続いた後の岸壁。
写真を見せていただいただけで、高所恐怖症の私には
怖さが伝わってきます。
息子さんの事を気になさるミックさんの姿が見える
ようです。

私は、しばらく山登りはしていませんが、12年前
家族でグランドキャニオンを降りた時に、小学生の息子
たちが駆け下りて行く姿に恐怖を覚えたのを思い出し
ました。

URL | yoko ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> yokoさん
出発前に崖があるのを調べていたのですが、いざ、崖を目前にすると足がすくみます。それでも自分よりも息子のことのほうがもっと心配でした。今回の体験でワンダーフォーゲルも侮れないと認識しております。

yokoさんに於かれましてはグランドキャニオンでの体験を語って頂き大変感謝しております。本日もご厚誼を賜りました。ありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

こんばんは~

失礼しました。

地図に愛宕山があったので思い出しました。

亘理はもう春ですね~♪

URL | ミント ID:79D/WHSg[ 編集 ]

No title

> ミントさん
大変申し訳ございません。ご自身の登山記事も今から楽しみにしております。ありがとうございます。

URL | 横町利郎 ID:79D/WHSg[ 編集 ]

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