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論文「新ブログ総論」
はしがき
今回発表する論文は以前に発表した「ブログ総論」を見直し、加筆、修正し、ブログの真理を求めることを目的にして、更なる客観を試みたものである。新版を著すにあたり、今回特に考慮したのはブロガーとしての在り方(モラル面)をより多く取り入れたことことである。これは「モラル抜きにして快適なブログライフは有り得ない」という私の信念に基づいたものである。私はここ数年、長きに渡ってブログを快適に楽しむにはどうすれば良いのかを考えてきた。昨年の11月にブログ運営8年目を迎え、昨今は新たに目指すべき方向がより明確になってきた感がある。読者の皆様に於いては最初にお断りしておくが、本論はけしてブロガー各位への押し付けでなく、単なる一ブロガーに過ぎない私のスタンスであることを何卒お含み願いたい。
序論
1、ブログの概念 
ブログは元々はウエブログと言われ、日記のインターネット版のような既成概念があるものである。多くのブログを見渡す限り、ヤフーを問わずざっと半数以上のブログはこれに当てはまるのではないだろうか。もっともこの日記は人によっては他の人との交換日記的なものであったりもする。またその分野は植物や動物などの図鑑的なもの、エッセイや小説などの創作的なもの、音楽嗜好的なもの、グルメ嗜好的なもの、温泉嗜好的なもの、歴史的なもの、哲学的なもの、映画や演劇などのエンターティメント的なもの、読書感想的なもの、スポーツ観戦的なもの…と創意工夫次第で無限の可能性を秘めている。これらの中から自分に合ったスタイルを選べばいいのである。以前も述べたがブログの概念は大河のようでもあり、且つ巨大な立ち食いパーティー会場のようなものと思って差し支えないだろう。

大河と比喩したのはブログは人間社会の縮図であり、常に動きを伴う無数の水滴同士が集まって作られているからである。劇的な出会いで隣り合うこととなった水滴同士は、しばらく寄り添うものもあるが直ちに離れ離れになるものもある。これが大河の概念と似ているからである。但しブログは必ずしもこの水滴同士のような単なる受動的な関係だけではない。この一滴は意思次第では立ち食いパーティーのような広い社交場を縦横無尽に移動もできるのだ。その移動はブログ運営者の裁量に託される。これが私の持っているブログへの大まかな概念である。

2、ブログの魅力
ブログに備わった社交場的な特性をフルに使えば、努力次第では自分と共通する趣味趣向を持った多くの人と友達になることが出来る。ここで肩の凝らない井戸端会議を開き、世間話に興じストレスを発散するのもいいだろう。また改まった研究や意見交換の場とするのも意義のあることだろう。

分野的にはけしてメジャーなことをテーマにしていないブログでも運営者の才覚と努力によっては交友関係を連鎖的に広げ、徐々に大人数の人が出入りする人気ブログに発展させることも可能である。こういう人気となるブログはマニアックなテーマなものほど壷にはまりやすい傾向がある。メジャーな対象、ピラミッドの大きさは必ずしもブログの人気に比例しないのである。それはいったい何故なのか?私自身の感性で言わせて頂くなら記事の内容云々よりも肝はそのブログを運営されるかたのお人柄ということである。私は何よりもそのお人柄に接するのが楽しいと感じる。

即ち、コメントをやり取りしているうちにそれまでは興味のなかった分野のものに興味を持ち出すことは往々にしてある。良好な関係な人付き合いが新たな趣味へと発展するのはけしてブログ社会に留まらず、実社会にもよくあることでないだろうか。もしこれで気に合った人と知り合い、そのかたと趣味を共有できるなら、ブログライフは何倍も楽しくなること請け合いである。

3、ブログによって得られるもの
趣味における様々な情報交換はブログの大きなメリットであるが、ブログを長い間続けていくと、これ以外に大切なことが得られることがある。それは人付き合いに於ける極意を教えてくれることである。良好な関係の人付き合いはけして一方通行だけでは得られない。人間はその煩悩がゆえに聞くときよりも話すときに快感を感じるものである。従ってほとんどの人は喋りたがるのである。信頼関係を築くにはこの関係をよく理解しないといけない。要は話し上手より聞き上手にならなければならないということである。人は自分の話を聞いてもらって、初めてその人の言い分に耳を傾けるという普遍的な傾向がある。

これを理解しないと双方が言いたいことを並べて埒があかなくなることがある。またせっかくの話が相手の性格や趣味趣向に極端に合わないと場がしらけて、時には逆効果となることさえある。当然ながら相手を思いやることは人付き合いにとっては最も大切なことである。それと顔が見えないだけに冗談で言ったことが失礼に当たる可能性もある。このあたりも視野に入れ、良識ある大人として思慮深く、慎重に振舞いたいものである。これは私自身においても人様に不快を感じさせていないかどうかはけして自信はないのだが、ブログを通してこのような人生勉強をして、成長の糧とさせて頂いているつもりである。
本論
1、ブログに関わるコンプライアンス
誹謗中傷や個人情報漏洩は論外なことであるが、ブログを運営していると時としてスパム行為(売名行為)、或いはそれに限りなく近い擬似行為に遭遇することがある。そうした運営者はブログ運営側の取締りが甘いことをいいことに、今もスパム行為に及んでいる。これは特に女性のブロガーにとっては大きな脅威となっているようで、スパム行為の後に嫌がらせを受け、そのためにブログを止めたり、休止したり、中には運営者を糾弾する専用サイトを立ち上げたかたも居られる。

今後、運営側にお願いしたいのはこういった不届き極まるブロガーを野放しにせず、徹底的に取り締まってもらいたいということである。幸いFC2ブログには高度な機能というものがあり、特定のブロガーの閲覧やコメント、トラックバックを一切禁止出来る機能を有している。被害を受けた際は躊躇なく、この機能を使って不届き極まるブロガーをブラックリストに指定することである。

2、ブログに求められるモラル
或る知人から「ブログをしている人は多かれ少なかれ自分を主張したい傾向がある。」と言われたことがある。その通りだと思う。ブログを始めたからには誰だって自分のブログに来て欲しいものである。現在ブログを見渡すと、多くの人が出入りして盛況を呈している対話型のブログ、マイペースで更新し続ける一方通行型のブログ、更新しないでもっぱら人の更新したブログを見て回るタイプ等、そのスタンスは様々である。もちろんこれに対してはよほどの違反(コンプライアンス編で述べた誹謗中傷やスパム行為、個人情報保護法への抵触etc)がない限り口を挟む余地はない。逆に言えばブログ運営自体が各人の「モラル」に託されていると言っていいはずである。

但し、「モラル」と言うものほど実態があやふやで、掴み難いものはない。Aさんはセーフと思っていることがBさんではアウトになる。ブログに於ける会話のやり取りはこうしたあやふやなモラル、即ち、「良識」の上に成り立ったものである限り、必然的にブログ運営者の人柄(人間性)が大きくものを言うものとなり得る。何度も述べるが、こうしたモラルに関することは明らかなコンプライアンス違反に関してのこととは異なり、各運営者の倫理観(良識)に委ねられる。

委ねられるとはいいつつも、最低限度儒教でいう忠恕の精神(自分が人からされて嫌なことを人にしない心)だけは、しっかりと持って臨んでもらいたいものである。これがないとブログは無秩序なものとなり、言いたい放題、書きたい放題、荒れ放題のものとなり、多くの人に不快な印象を与えるものとなり得る。これくらいは大丈夫と思ったことが別れの原因になる。そういうことを経験した人は多いことだろう。

これは私の流儀であるが、自他を問わずに、新たに更新した記事には治外法権的なものがあると捉えている。従って、自己主張は己の更新したブログに留め、人様のブログでは善きパートナーとなるように努め、コメントは相手様の心境を逆撫でしないように、背理法を用いて言葉を選びながらコメントするのがベターと考えている。右のものを左、左のものを右と書かれるとほとんどのかたは面子が丸つぶれとなり、閉口するのではないだろうか相手の心情を逆撫ですることを一度書いてしまうと、本人はフォローしたつもりでもフォローし切れない場合が多い。

特に主義主張に関して面と向かって逆説を唱えると取り返しのつかないことになりかねない。このあたりは顔と顔を合わせて会話する実社会と大きく異なるものである。またコメントした言葉を批判するのもご法度(人間関係を一気に悪化させるものとなり得る)である。どうしても述べたければ相手のゲストブックに内緒で書き込むべきである。

当事者間の親密度にもよるが、記事と全く関係のない自分のことに話題を持ってゆきがちな人も要注意である。これが過ぎると個人主義を通り越して利己主義の域に達する。極論に及べば汗水垂らして書き上げた人のブログの内容を無視することになりかねないからである。

またブログサイトでは、礼節を疎かにしている人も多いがこれはいざという時に結構ものをいうものである。実社会での私の経験を例に挙げるならば、人と人は人間関係が危ういものになっても最低限度礼節があれば、決裂までに至らないことが多い。逆に言えば礼節さえあれば、一旦崩れかけた人間関係を立て直すことも十分に可能である。礼節(粗々があった際の謝罪を含めて)を軽視するのは各自の自由だが、礼節にはそういったリスクを大幅に低減する効果があるのを感じている。

3、ブログに潜む普遍性
これはブログ初心者にありがちなことであるが、ブログの匿名性を用いて、己を実像よりも良く見せよう、偉大に見せようとする傾向がある。ブロガーは誰でもそういう傾向があるが、これが行き過ぎると現実とのギャップが大きくなり、虚飾に満ちたものになってしまう。こうしたブログは何れ化けの皮が剥がれるし、長続きしないことが多い。私の方向性としては、やはり身の丈にあったブログを目指したいし、これは人様のブログでも痛感することでもある。

自分の経験で言えば、ブログ運営ではくだらないプライドは捨て去り、裸となることで始めて開眼に至るものという気がする。私はこのことを十分に踏まえ、趣味と言う分野を越えて多くのかたと付き合い、己の見聞を広め人脈を培いたいと思っている。昨今の私にはPCやスマの前の顔の見えないブロ友様の笑顔が思い浮かぶのである。私はその笑顔に接するために、これからも努力を惜しまず、己への客観視を怠ることなく人様に礼節、至誠、信義、忠恕を誓って行きたいと考えている。

以前に述べたように、私はブログをキャッチボールのようなものとして捉えているが、中にはキャッチボール式でないのに多くの人を集めるブログがある。即ち、情報提供型ブログである。これらはこれらで、多くの人に有益な情報をもたらすサイトであり、その存在価値を十分に認めるものである。

4、ブログ防衛論
私は以前ブログに於けるインターネット空間を宇宙に浮かぶ地球のようなイメージに例えた。宇宙に於いて隕石や小惑星は無数に存在するのと同じようにインターネット空間には様々なことが待ち構えているのだ。もっと具体的に言おう。私の周囲には特定の人物から倫理観に反する書き込みを受け、不快な思いをされたかたが何人か居られるのである。

一旦ことが起こり対応を誤ると問題が大きくなる恐れがあるばかりか、周囲のブログ仲間のかたも巻き込むことに発展する可能性も十分にあるのである。また私自身も少し前に記事とは全く関係のない思想的な内容の書き込みを受け、閉口したことがある。これらは果たして予防が可能なのだろうか?また万一このような書き込みを受けたらどのように対応したら良いのだろうか。本論ではその辺を掘り下げてその対応策について述べたい。

A、堅固な防御網の構築
自分のブログの守りを固めることを城に例えよ我が国の中世を振り返ると、難攻不落と言われた主たる城の周りは例外なく堀(水濠)で囲まれている。またよじ登るのが極めて困難な高さのある石垣も防御には有効である。ここで言う堀や石垣を具体的に言えばコメントチェッカー機能の高さを最高レベルに上げたり、コメントを承認制にすることである。また全体的に緩そう(フランクな雰囲気)なイメージのブログ、女性の運営するブログは狙われやすい傾向にある。これはあくまでも私の考えだが、デメリットを百も承知の上で敢えて狙われ難いブログ(硬いイメージ)にするのも選択肢の一つと考える。

B、敵の動きを察知し狙い筋(弾道)を予測する
兵法には「敵を知り己も知らば百戦危うからず」という言葉がある。もし相手から不当と思われる書き込み(と言ってもモラルに欠ける程度のものから一方的な売名行為、法に触れるものなど様々なものがある)を受けたら、まずは証拠保存としてその書き込みをコピーすることである。これは後にやブログの運営者(FC2ブログ)や警察などへの提出証拠となるので、できれば日付と相手のブログネームが入ったものをコピーして保存したいところである。

次に相手をよく観察することである。こちらからアクセス可能なら一度ログアウトしてから相手のブログをよく偵察しどんな人物でどんな考えを持った人物かをよく見極めるようにする。頼りになるブログ仲間に相談するのも手である。一人よりは二人、二人よりは三人、きっといい知恵が浮かぶはずである。

C、相手を必要以上に刺激しない
今まで色々なインターネットでの確執やトラブルを多く見てきたが、それらを客観視すると実生活の於けるその類とはまったく傾向の異なるものを感ずる。即ちインターネットでのコメントの応酬は本名や住所などの身上が隠せるゆえ、堅固な要塞の中で鎧兜を纏ったような錯覚に陥り言動が過激なものになりやすいのである。吠える犬を見たら無視しろという言葉がある通り、このような不当なコメントは無視するのが一番である。

但し、これだけでは物足りない。もうひと工夫したいというのなら、コメント欄を閉じて相手にそれ以上コメントさせないようにする(拒否するという意思を表示する)のも一法である。これに逆ギレするのはよほどのことがない限り有り得ないと考える。もし逆ギレに及んだ際、場合によっては「迷惑であるのでコメントをやめて欲しい」と要点だけを相手に伝える。要は毅然とした態度(感情的にならず事務的に伝えるのがポイント)を相手に示すのも肝要である。それでも更に警告を無視して別な記事やゲストブックに書き込んできたらヤフー(法に触れることなら警察)へ通報することをお勧めする。


あとがき
私のブログは多くの右往曲折を経て、今ようやく安定期に入った。これはひとえに読者様、ブロ友様のお陰であると察し、大変感謝している。私は川が流れるが如く、これからも多くの皆様のご指導、ご鞭撻を賜りながら己のブログを切磋していきたいと考えている。序論でも述べたがこれは私の一スタンスであり、同意を得たり、人様を批判するものではない。最後に、今回の論文執筆に当っていろいろとご指導、ご助言頂いた周囲の皆様にはこの場を借りて深く御礼申し上げる所存である。こうした経緯を経た私の「新ブログ総論」が皆様にとって少しでもお役に立てば何よりの幸いである。

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