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Herbie Hancock, Ron Carter and Billy Cobham - Walkin'
ここ数週間、週末になると仙台に帰っていたが、久しぶりに帰るのを止めた。この年になると自分のことよりも家族のことが気になるものだが、やはり家族持ちにとって、家族が平穏なことは何よりもの薬と受け止めている。

建築現場でしっかりした仕事をするには強固な足場が不可欠だが、男にとって家内安全は強固な足場に匹敵する。もっともこのような考えは独身時代には及びもしなかったことである。それだけ守りに入った由縁なのかも知れない。但し、スタンスが守りに入ったことと魂を売ることはまったくの別物と考えている。その真意については前々回に更新したエッセイ「トリスが似合う男になりたい」を参照願いたい。

前置きはこれくらいにして、きょうの相馬はいい天気だった。私は昨今様々なことに背理法を用いるが、仙台に帰らないということが、必然的な発想の転換を呼び、きょうの相馬行きに繋がったと受け止めている。

JR代行バスを降りた私が向かったのは相馬図書館である。

図書館に備え付けのオーディオで聞いたのは、昔の文豪のインタビューであった。尊敬する志賀直哉が昭和28年にNHKのラジオ番組に出演した録画であった。70歳を迎えた直哉だが、富士山や雲仙などの印象を語る声は弾んでいて、古希という年齢を感じさせないものがあった。

やはり作家にとって好奇心とモチベーションは命である。それを強く感じながら、また私が70になった際には彼のように、まだまだ矍鑠としていたいと思いながら、20分ほど直哉の肉声に耳を傾けた。

図書館では相馬・双葉の歴史という図鑑を借りた。史跡や資料を撮影した写真のスペースが大きいので非常に見やすく、とっつき難く肩のこる文献とは異なり飽きの来ないものである。この図鑑は研究課題としている中世の相馬史の理解にとって、有難い追い風になりそうな気がしている。

相馬駅から西に400メートル行ったところに華園という中華料理店がある。この中華料理店はブログに既に数度紹介している店で店主とは顔なじみである。

オーダーしたのはもやしラーメン(¥550)である。気温が10度くらいになると本能的にやはり体が暖まるものを食べたい。ボリュームはイマイチであったが味は及第点といったところである。

ローカルな土地柄ゆえ、相馬駅の駅員さんや駅売店の女性とは皆顔なじみとなっている。(笑)これは定期券を購入したときに相馬駅から頂いたボールペンである。シンプルなデザインながらすこぶる気に入っている。

早めに帰宅して、今はトリスウイスキーでやや早い晩酌を楽しんでいる。今まで何度も実感してきたことだが、やはり平凡に勝る非凡はないようだ。
Fine!
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