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Ben Webster Chelsea Bridge
 エッセイ「ブログエンジョイ術
若い時はこのようなゆったりとしたJAZZとは歩調が合わなかったし、敢えて合わせようともしなかった。ロックを好んだからである。だが、自分が意識しないうちに年とともに徐々に嗜好が変わっていった。我ながら馬鹿なことをやってきた。いろいろと遠回りした人生だが、今思えば、遠回りしたからこそ視野が広がった気がしている。

世に「無用の用」という言葉がある。やはり、物事は何事も聞くと成すのは大違い、一見無用と思えることにこそ、実は自分が必要としていたものがある。これは今まで多くの苦渋を味わった私が、昨今肌で感じていることである。


ブロ友様からよく「ネタがないから…」という言葉を耳にする。本人から見れば確かにそうかも知れないが、客観に及ぶならばけしてそうではない。それはブログは所詮人間同士の心の触れ合いであって、更新した記事の内容は二の次であるからである。記事云々というより、ブロ友様の人柄こそが記事なのである。

即ち、ブロ友様のお人柄に好意を寄せているがゆえに、私はコメントするのである。一方的なホームページとは異なり、私はこれがブログの真髄であり、あるべき姿であると考えている。どんなに価値のあるブログであっても必ずしも人気は比例しない。然らば、その理由はブログという媒体が元々対話形式だからである。

私はお高くとまっている御仁にこう告げたい。「あなたの記事は価値の高い記事だが、自分のブログを更に売り込もうとするならば、もう一肌脱がなければ更なるステップアップは望めない。匿名性の仮面を被り成り済ますのもいいが、つまらないプライドなどは捨てて、敷居をもう少し下げてみたら如何なものか。」と。

概して、プライドを捨てきられない多くの御仁は世間話が苦手である。されど世間話と無駄話は違う。一見無駄と思える世間話が人と人とを繋ぐ架け橋と成りうる。その内容は昨今の天候のことでもいい。或いは季節の花のことでも何でもいい。そんな取りとめもない世間話が潤滑油となり、やがて人と人との心を繋いでゆくのである。ブロ友様と対話をするなら、内容は二の次にして、そのプロセスを楽しみたい。そう思うことがブログを一層充実させ、次の更新記事へのヒントをもたらす。堅物という殻を脱皮し、意固地な己と決別しようとしている昨今の私は、この相乗効果にブログ運営の真骨頂を見出すのである。

最後に語っておきたいことがある。人様との良好な友好関係あってのブログであるが、殊のほか気をつけたいことがある。それは例え親しい関係になっても、人間関係の基盤となる礼節と仁義はけして事欠いてはならないことである。このスタンスなくして安定したブログ運営は得られない。モラルは自分が守ることで、初めて自分が守られる。私は改めて、これを深く己の心に刻んでこれからのブログライフを堪能したいと思っている。
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