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Miles Davis Smoke gets in your eyes
 エッセイ「人の感性に優しい亘理町」
この年になって天命を受け入れなければならないという覚悟は出来ているつもりだが、いざとなったときに迷わないかどうかの自信は自分の中にまだ固まっていない。但し、日々安閑と過ごさず常に目的意識をもって昨日よりは今日、今日よりは明日というように客観視が進むように努力している。

人生は流れに身を委ねるほうが楽な生き方が出来る。そんなスマートな生き方と縁のない私だが、もちろん、天候などは己の範囲で決まるものではない。従って先週から続いている土日の雨模様の流れには身を委ねるしかないのである。

明け方の雨の音で起きた私はさすがに感傷に浸った。またしてもこのまま明日の月曜日を迎えるのか?と思っていた矢先に思わぬ好事がもたらされた。午前中、空を覆っていた雲が午後になって徐々に開け、晴れ間が覗いたのである。この幸運を活かすために、私は2時半過ぎに自転車に乗って家を出た。ペダルを漕ぐ力が軽く感じられたのも、午後の好天がもたらしたプレゼントのお陰である。

我が町亘理町はこのような屋敷林を持った農家が多い。屋敷林は冬場の季節風を防いでくれるし、夏は直射日光を防いでくれ涼しい住環境が得られる。先祖が残してくれた財産とも言える屋敷林が今、子孫の繁栄にこうして役立っている。だから屋敷林は美しく感じられるのである。

変速機がついてない折りたたみ自転車はスピードが出ない。だがそれは欠点とは言えない。それはスピードが出ないから、ゆっくり景色を見るという気持ちがもたらされるからである。

時として、物事は短所と思っていたことが転じて長所になることがある。もし、こうした気持ちを自分と敵対する人間に向けることが出来れば私はもっと楽に生きることが出来るのかも知れない。

この通りは陸前浜街道である。従って沿道ではこのような祠を見かけることがある。馬頭観音は大正初期に作られたものである。

これは大農と見られる家の屋敷林である。一つの辺が五十メートルを越えている。どんな人が住んでいるのか気になるところである。

亘理町には猫が多い。最近、私は猫をひと目見ただけで、媚を売る猫かそうでないのかがわかるようになった。
この目つきを見て頂きたい。愛される生き方のほうが楽に生きることが出来るのは人間と変わらないような気がするが、この猫は人を警戒していた。撫でようと近寄った私だが、50センチ以内に近づこうとすると奴は逃げようとする。従ってこの猫も私と同じように孤高に生きるほうを選択したようである。

帰宅途中で見事な銀杏の木を見つけた。この時期の屋敷林の中では圧倒的な存在感を示すのが銀杏の木である。

帰り足でスーパーに立ち寄った私は野菜コーナーで銀杏を見つけた。今夜は埼玉清酒「備長炭」と銀杏で晩酌である。

明日からまた新しい週が待っている。今宵の晩酌が来週へのモチベーションUPに繋がるのを念じ、これを信じて止まない私である。
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