fc2ブログ

The River Kwai March
※リンク曲「The kwai River March」(クワイ川マーチ)解説byミック
同曲は戦争映画「戦場に掛ける橋」のBGMとして使われた曲であるが、この日の私の心境(爽快感、高揚感、解放感)を託すに相応しいメロディーと察しリンクに及んだものである。
息子との小登山
昨日は秋晴れに恵まれた一日であった。私は息子との約束を果たすべく亘理駅に向かい、彼を出迎えた。「やあ」、気心の知れた男同士の軽い挨拶を交わしつつ彼の顔色を窺う。ポーカーフェイスであまり喜怒哀楽を出さない性格は私と似つかないが、昨今はここに彼の成長を感じている。

駅前には既にJR代行バスが到着していた。私は息子を窓側に座らせ、並び父子の対話を交わした。

私と息子は目的地の最寄となる山下(山元町役場)の停留所でバスを降りた。

本日登頂を目指す深山(しんざん)は中央の肌色の建物のやや右後ろのあたりである。

航空写真で位置関係を確認して頂きたい。
黄色:山下停留所(山元町役場)
赤:深山

登山口に向かう途中、このような未舗装の田舎道が枝分かれしている。私も息子もこうしたロケーションには強く心をひき付けられる。そこに共通の話題が生まれる。後は男同士ゆえ、少ない対話だけで十分である。

登り口は数通り存在するが始めての登山ゆえ、一番間違いのない選択(深山少年の森からの登頂)を試みた。最初はなだらなか山道だが、途中から勾配が険しくなり岩場交じりとなる。

必然的にこうしたシチュエーションでの靴の選択はスニーカーか登山靴、アドベンチャーシューズとなる。途中、腰掛けられるほど大きな石のある場所と木製のベンチ&テーブルのある場所で休憩を取りながら登った。

登山口から約2キロ(時間にして40分くらい)で山頂に到着、息子は若いので疲れを知らない。自分の知らないうちに、既に息子の体力が私を追い抜いているのかも知れない。

山頂から太平洋側(亘理平野)を望んだ。やや霞がかかっているが爽快極まるロケーションである。

これは大震災の犠牲者のために設けられた鎮魂の鐘である。私は4年半前に思いを馳せ、息子とともに数回だけ鐘を鳴らし首を垂れた。

西側に目を移すと角田盆地(角田市、丸森町方面)が広がる。この方角も太平洋側と同様に、霞のため蔵王はごく薄い山の端が認められる程度であった。深山の標高は287メートルゆえ、登山と言うより軽登山、或いはワンダーフォーゲルと言ったほうが近いようである。

再び、代行バスで亘理に向かい、近くの食堂(まつもと食堂)に入った。息子は本場もはらこ飯を食べたいと聞いていたのでさっそくオーダーした。はらこ飯¥1,200。

山登りで空腹だったとはいえ、見事な食べぶりである。子供の頃、食が細く心配した息子だが、今の食べっぷりはすっかり一人前の男となったようで胸を撫で下ろしている。寡黙な息子曰く、「美味しかった」とのことであった。

私は息子の成長に目を細めながらビールを頼んだ。十分ほどして蒲焼うなぎ丼¥950をが運ばれた。脂が載っていてなかなか美味であった。

「もうすぐ二人で男の盃を交わそう。」私はそう約束し、彼を亘理駅まで見送った。
関連記事

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)