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 Freddie Mercury - Too Much Love Will Kill You 


本日はYou TubeでQueenのToo Much Love Will Kill Youがリンク可能になったのを祝し、またブロ友様へは、日頃のご恩に報いるため、特別な思いを込めたエッセイ(勝負記事)を贈りたい。

エッセイ「死を意識しながら人生の分水嶺を乗り切ったあの頃
あれは忘れもしない。2008年春、私の精神的不調が変貌を遂げようとしていたときであった。或る日突然、鬱から躁へ病状が転じたのである。(詳細は書庫の中編小説「我が後半生と武士道」を参照)これを誰が予測したことだろう?私はまったく自覚しないまま、己の体が空中遊泳するのを客観視できなかった。その結果周囲と多くの確執や軋轢を生み、二度目の休職を余儀なくされた。

今思えばまったく不思議なことだが、二週間に及ぶ休職中にそれまで一回も行ったこともないカラオケBOXに何度か一人で足を運ぶようになった。その目的はこのQueenのToo Much Love Will Kill Youをカラオケで歌いこなせるようになることであった。

休職中にもう一つ傾注したのがゴルフ練習場通いであった。とにかく人よりも飛距離を出したい。その一心でゴルフ指南書を読みあさり、プロテインを摂取し、日々筋力トレーニングや早朝ジョギングに励んだ。何事に於いても人に遅れを取りたくなかった所以である。うつ病になった時、人は信用とともに名誉を失う。今思えば私もその一人であった。ゆえに私の中の潜在的な何かが、こうした手段で名誉回復に及んだと捉えている。

Too Much Love Will Kill Youを直訳すれば「過剰な私の愛はあなたを滅ぼすだろう」となる。異常な心理かも知れないが、この時の私は一歩間違えば危なかった。刃先を人に向けるか、それとも自害に及ぶか?

このとき、私の体内には快感を司るホルモンが四六時中巡り巡った。何事にも過剰に反応し、少しでも己の感性とそぐわないものがあればこれを排斥したいとゆう激情に駆られた。車を運転すれば全ての車がのろのろ運転をしているようにかったるく感じられた。人と話をすれば全ての人がのろまに感じられた。着るものは派手になり、無駄遣いもいっぱいした。睡眠時間は二、三時間で十分足りた。朝の3時半に会社に出勤したこともあった。そうこうしている間に私はたちまち周囲から浮いていった。

そんな当時、私の一番感性が合った曲がこのToo Much Love Will Kill Youであった。通勤時の車の中でボリュームをいっぱいに上げて聴いたこともあった。この時何故この曲に強く引きつけられたのかはよくわからない。今思うに多分躁鬱病は死と隣あわせの病ゆえ、潜在的に「死」を意識したのかも知れない。私はこの曲と出会ったお陰で人生の分水嶺とも言えるこの最も危険な時期を乗り切った。大袈裟かも知れないが、私は今の自分があるのはこの曲があるお陰であると受け止めている。
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