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ハインリッヒ・ウェルナー「野ばら」
リンク曲及び作者ハインリッヒ・ウェルナー解説

ハインリッヒ・ウェルナー(1800~1833)
ドイツのライネフェルデヴォアビスに生まれる。肺結核のためブラウンシュヴァイクにわずか32歳で没する。84曲のうち最も広く知られた作品はゲーテの詩「野ばら」につけられた民謡風の旋律(28歳時作曲)である。
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大作家・阿川弘之氏を偲ぶ9連休の初日
本日は去る8月3日に亡くなられた阿川弘之氏に心より追悼の意を表し、彼の生前を偲ぶに相応しい曲をリンクした。ハインリッヒ・ウェルナーはわずか32歳で没したが彼の創ったこの曲は死後182年を経た今でも何ら色褪せない。まさに珠玉の宝石とも比喩できるこの名曲はゲーテの詩「野ばら」とともに、これからも人々の間に末長く語り継がれていくことだろう。創作家(音楽家、作家、画家、彫刻家…)は己の身が滅んでも作品は遺り後世の人々の心の中にずっと生き続ける。人としてこれに勝る至福はあろうか?

前回更新記事に引き続き、今回も尊敬する阿川弘之氏の追悼の意を込め、私は本記事(阿川佐和子氏のコメント)を立ち上げた次第である。本日、インターネットで父弘之氏の死を悲しむ阿川佐和子氏(作家・エッセイスト)のコメントを読んだ。「仕事のため父の死に際に会えなかった。」とのコメントは涙をなくして読めないものであった。だが、気骨に満ちた彼ゆえ、私はそれに相応しい大往生だったと察している。

愛娘の彼女は晩年近くになって大腿骨を骨折し寝たきりになった弘之氏にビールや日本酒や好物の肉を差し入れたという。彼女の一流の創作家としての地位は揺るぎないものであるが、私は北杜夫氏が志賀直哉と阿川弘之氏の師弟関係を評した言葉「この師匠ありてこの弟子あり」を引用し、慎みながらも「この父ありてこの娘あり」を追悼の言葉として贈りたい所存である。

今日から盆休み(9連休)が始まった。本日は出入りの亘理図書館で彼のエッセイ「エレガントな象」を借りてきた。夕方からは彼の好物だったビールと日本酒を嗜みながら、往年の大作家を偲んでいる。彼は太平洋戦争に出兵した御仁ゆえ、戦争もの(「山本五十六」etc)の作品が多い。

私は長い9連休をどう過ごすかを考えるに際し、折りしも戦争勃発が危惧される昨今の情勢ゆえ、彼の死を機会に、改めて「戦争と和平」について思案するのも悪くないと受け止めている。


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