fc2ブログ
相馬武者の鎧甲とは?
7月26日(日)私は相馬野馬追二日目を観るために南相馬市(旧原ノ町市)を訪れた。相馬野馬追にQueenのこの曲(WE Will Rock You)はミスマッチのような気がするが、鎧兜を纏ったいかつい武者たちに意外なほど合っている。今から合戦に及ぶという緊張感と武者特有の屈強な精神力、往年のQueenの名曲をしてそう感じさせるのかも知れない。

Queen We Will Rock You
JR原ノ町駅構内の野馬追の絵をバックに相馬武者の心にあやかろうとする某、既に、タコメーター(車やバイクのエンジン回転を表すメーター)はオーバーレブ(レッドゾーンを振り切ること)気味である。本日は暑くなりそうだが、少しペースを抑えていかないとオーバーヒートしかねない。私は己の意志と裏腹に高まろうとするテンションを必死になって抑えていた。

私は相馬転勤が決まったとき、この赤と黒のストライブの入ったスニーカーを買った。本日はこれを選んだ訳を明かそう。実はこのカラーリングは野馬追に出場する相馬武者の色の組み合わせで最も多いものだからである。

時刻はAM9時35分、今年も待ちに待った興奮の坩堝(るつぼ)が訪れた。
二人の相馬武者のいでたちをとくとご覧頂きたい。赤と黒の組み合わせが多いのが相馬武者の特徴の一つである。
このあたりは、黒や紺を主体とした我が伊達藩とはまったく異なる趣である。

本日は相馬武者の甲冑にスポットを当てたい。甲としてはこのように麒麟が入ったものも多く見られた。
麒麟は内面に徳があり、且つ無敵の力を発揮するゆえ、武者にとって必要な要素が集約されているような気がしている。

これは龍の飾り物である。戦国武将は己のことを龍や虎や鬼神と呼ばれることに誇りを感じていたはずである。武者は一瞬たりとも油断があってはならない。雲雀ケ原に向かって颯爽と出陣する武者、戦に向かう者にとってなくてはならないものは果たして何なのか?私は表情一つ変えない武者にその極意を感じた。

これも麒麟の飾り物であるが、さっきの麒麟より更に猛々しいものを感じる。中ノ郷の郷大将付頭の貫禄溢れるいでたちに触れ、私は圧倒的迫力を感じながら、しばし見とれた。

この鎧甲は比較的シンプルであるが、それだけ実戦的とも言える。

般若の飾り物の甲を被った屈強な武者、なかなか白馬が似合ういでたちと見受けた。

これは雉の羽根の飾り物の甲である。恐らく先祖伝来のものであろう。お家の名誉を一身に背負っての出陣と捉えた。

手長エビの飾り物を被った武者、非常に珍しい甲である。

蝶々の飾り物は意外な感じもするが個性の際立ったデザインである。

この飾り物は蜂だろうか?蜂は攻撃的な虫ゆえ、戦場に於いて敵を威嚇する効果があるのではないだろうか?

一番右側の武者の甲に着目。我が伊達藩の専売特許と思われた三日月の甲は相馬にも存在したようである。

コウモリの飾り物の甲は意外と多く見受けられた。鎧兜は武者にとって己の身を守るものであると同時に、名誉の表現であり、同時に相手への威嚇を意図するアイテムである。

次回は相馬武者の旗差しもの編についてお伝えしたい。
関連記事

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)