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Beethoven-Symphony
 No,6
 閑を幽境と捉え二度とない人生を謳歌する
亘理町に居を構えて3ヶ月半になる。もし、私が転勤に当たってなぜこの地を選んだのか?と聞かれたら「夏場に於いて緑の絨毯を彷彿させる豊かな田園がいたるところに広がり、野山と屋敷林がこれに絶妙のアクセントを添えるものになっているからです。」と答えることだろう。

どこまでも平坦な亘理地方の美しい田園は、阿武隈川の沖積と海から寄せくる砂の膨大な堆積によるものであると郷土史の文献で読んだことがある。天才画家ゴーギャンは晩年タヒチに渡り、新たな自分のゾーンを創ったが、私はこれからも定年まで残されたわずかな期間を亘理地方の恵まれた自然とともに心地よく過ごすことだろう。

本日記事にリンクさせたベートーベンの「シンフォニーNo,6」(別名:田園)は亘理地方のイメージに最も相応しい曲と捉え、数度の重複を認識しながら敢えてリンクに及んだものである。この曲が生まれたのは1808年ゆえ、今から207年前である。私は今から晩酌に及ぶが、酒の酔いのみでなく、200年以上も経てけして尚色褪せない名曲に今宵もとことん酔い、これを謳歌したいと考えている。

そんな私が本日の午前中に訪れたのは隣の山元町の四方山(しほうざん:標高272メートル)である。

県道の入り口からバイクで5分も掛からない距離に山頂がある。中腹辺りに崖崩れの跡を発見した。この崖崩れと震災の関係はわからない。昨今の私はいつまでも震災云々という意識は敢えて持たないようにしている。それは復興は過去の辛い経験との決別を意味するからである。恐れながら、ブロ友の皆様に於かれては何卒このあたりの心情をお汲み取り頂きたい。

航空写真で四方山の位置(赤●)を確認して頂きたい。東に太平洋を望み、西に角田盆地越しに蔵王連峰というシチュエーションになる。

崖崩れの場所からもう少し行った場所にこのような境界があった。ここは山元町と角田市の境界に位置する場所らしい。だからと言ってどうということはない。この地は両地方公共団体の共有の財産と捉えればよい。ただそれだけである。

標高272メートルの頂上にはこのような展望台が建っている。実はこの場所は過去に於いてKROGのバイク仲間と訪ねた場所である。但しその話に及べば湿った話になるゆえ、今日のところは勘弁願いたい。

これはほぼ真西のアングルである。薄っすらとシルエットを投げかける秀峰が蔵王である。わずかに残雪があったがこの写真では確認が困難である。

こちらは方角的に北西方向である。大河原町や船岡町の方向である。それにしても絶景である。

何も知らない読者には同じような風景に見えるのかも知れない。だがそれは違う。ここは四方山からは真南の方角である。阿武隈山地は南に行くほど標高が高くなるがここからはそれを知る由もない。知り得るのは阿武隈山地の尾根が太平洋と平行して絶え間なく延々と続くことである。

今宵も、そろそろ心地よい酔いが回ってきた。次に四方山を訪れるころには私も還暦を迎えているのかも知れない。このようなことはこの世に於いてささやかなことなのかも知れないが私にとっては大変意義のあることである。私はその時が来るのを今から楽しみにしている。
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