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Crime Story ~ Runaway
エッセイ「酒を飲んで籠城する。時に模様見も肝心」
昨今、ちょっとしたことで心の迷いが生じた。撃って出るか守りに回るかで己の葛藤と戦った。悟りの境地はまだまだ遠い。未熟ゆえ、これも修行のうちと心得る。

これはしばらく尾を引きそうである。私は高揚しようとする己の感情を必死に沈めようとしていた。こんな時は動き過ぎるのが一番危ない。このようなシチュエーションであれば亀の如く頭や手足を甲羅に引っ込め、守りに徹し敵の出方を伺うことも肝要である。どんな獣とて亀の甲羅に牙を通すことは出来ないからだ。動き過ぎれば命取りゆえ、とにかく期が熟すまで待つことである。結果は神の思し召しに委ねるのみである。我に利があればやがて全ては自ずと解決してくれよう。

やられるか?やるか?こうした葛藤を生じた時は家で酒を喰らうに限る。私は日本酒を多く嗜むが今宵は今の時節に相応しい冷酒の楽しみ方を紹介したい。酒はけして高い酒でない。但しどんな酒でもいいというわけではない。最近はどんなことでも常に己のポリシーを持つことを心がけている。人生に於いて「誉」を持つことは大切なことである。「藏人の誉」はそのような要素を満たした酒である。

冷蔵庫で冷やした400CC入りの酒をタンブラーに移し替える。後はこれに酒の肴を合わせるだけである。

私は酒を人生の友としている。おめでたいことに出くわしても、窒息しそうなシチュエーションに出くわしても、酒はいつでも心の友である。こうして今は攻める時ではないと悟った。

兵法にも「攻めるべき処は攻め、守るべき処は守る」という極意がある。攻めるだけが能でないのである。己の篭城した城が堅いという確信が得られれば、時には待つことも肝要である。時には誘いの隙を作って敵を攻めさせ、体力の消耗を誘う。これも立派な戦法と心得るのである。

後は多くを語るまい。今は酒を喰らって篭城し相手の出方を伺うだけである。
Himno National Argentino
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